OpenAI APIOpenAI の機能

FEATURE

OpenAI Terraform provider

OpenAI Terraform provider は、OpenAI の組織リソースを infrastructure as code(コードとしてのインフラ)で管理するための公式の Terraform プロバイダーです。

提供中公式発表と照合済み
初出2026年7月29日
ページ更新
提供状態提供中
公式の記載で確認できた環境公式に記載なし
提供を確認できたプラン公式に記載なし
目次 CONTENTS
  1. できること
  2. 機能解説
  3. 使い方
  4. 利用シーン
  5. Claude・Anthropic の対応する機能
  6. 関連する機能
  7. 出典
CAN DO

できること

POINT 01

組織リソースのコード管理

OpenAI の組織リソースを、Terraform の構成ファイルとして infrastructure as code で管理できます。

POINT 02

幅広いリソースを扱える

プロジェクト、ユーザー、グループ、ロール、アクセス割り当て、サービスアカウント、証明書、招待、プロジェクト単位のレート制限、spend alerts、関連するプロジェクト設定をプロビジョニング・管理できます。

POINT 03

標準ワークフローで運用

標準的な Terraform のワークフローで、変更のレビューと適用、既存リソースのインポート、構成ドリフトの検出と解消ができます。

GUIDE

機能解説

概要

内部では Administration API を使い、プロジェクト、ユーザー、グループ、ロール、サービスアカウント、証明書、レート制限、spend alerts(支出アラート)などを扱います。OpenAI API Platform の組織設定を、Terraform の構成ファイルとして管理したい場面に関わる機能です。

OpenAI Terraform provider は、OpenAI が提供する公式の Terraform プロバイダーです。Administration API を通じて、OpenAI の組織リソースをコードで管理します。

扱えるリソースは次のとおりです。

  • プロジェクト、関連するプロジェクト設定
  • ユーザー、グループ、ロール、アクセス割り当て、招待
  • サービスアカウント、証明書
  • レート制限(プロジェクト単位)、spend alerts

認証とプロバイダーの設定

Administration API のエンドポイントには Admin API キーが必要です。Admin API キーは、管理用以外の OpenAI API エンドポイントでは使えません。

  • プロバイダーは既定で環境変数 OPENAI_ADMIN_KEY を読み取ります。
  • 任意で OPENAI_ORG_ID と OPENAI_PROJECT_ID を設定すると、API リクエストに OpenAI-Organization ヘッダーと OpenAI-Project ヘッダーが付きます。
  • これらの任意の変数を設定しない場合、組織とプロジェクトは API キーから判定されます。

プロバイダーのバージョン管理

.terraform.lock.hcl をソース管理にコミットしておくと、以後の実行で同じプロバイダーのバージョンが選ばれます。バージョンを上げるときは terraform init -upgrade を実行します。バージョン制約で許される範囲の最新のプロバイダーが選ばれます。

提供状況の注意

公式の OpenAI Terraform provider は 2026 年 7 月 29 日にリリースされました。対象プランや提供地域は、公式のリリースノートには記載がありません。

HOW TO USE

使い方

プロバイダーは Terraform Registry からインストールします。以下は、プロジェクトを 1 つ作成する流れです。

  1. 新しいディレクトリを作り、main.tf を追加します。このファイルで openai/openai プロバイダーを要求し、provider "openai" {} を宣言し、openai_project リソースと project_id の output を定義します。
  2. Admin API キーを環境変数に設定します。例: export OPENAI_ADMIN_KEY="<your-admin-api-key>"
  3. terraform init で作業ディレクトリを初期化し、terraform fmt と terraform validate で構成を整形・検証します。
  4. ロックファイル .terraform.lock.hcl をソース管理にコミットします。以後の実行で同じプロバイダーのバージョンが選ばれます。
  5. terraform plan を実行し、Terraform が行う変更を確認します。この例では、追加される openai_project リソースが 1 つ表示されます。
  6. 内容を確認したら terraform apply を実行し、確認を求められたら承認します。Terraform がプロジェクトを作成し、project_id の output からその ID を表示します。
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USE CASES

利用シーン

CASE 01

プロジェクト、ユーザー、ロールなどの組織構成をリポジトリで管理し、変更を terraform plan でレビューしてから適用する運用に向いています。

CASE 02

管理画面などで作成済みの既存リソースを Terraform に取り込み、コードでの管理に移す場面に使えます。

CASE 03

定義した構成と実際の組織設定とのずれ(構成ドリフト)を検出し、解消する場面に使えます。

CASE 04

プロジェクト単位のレート制限や spend alerts の設定を、構成ファイルとしてまとめて管理する場面に向いています。

COMPARISON

Claude・Anthropic の対応する機能

比較の単位となる業務: API 組織リソース (プロジェクト・ユーザー・ロール・レート制限等) のコードによる構成管理

同じく API リソースをファイルで管理する仕組みとして、Anthropic の ant CLI があります。ant CLI の ant apply は、リポジトリ内のファイルからエージェント、環境、スキル、メモリストア、デプロイメントを作成・更新します。OpenAI Terraform provider は、プロジェクト、ユーザー、ロール、サービスアカウント、レート制限などの組織リソースを Terraform で管理します。どちらもロックファイルのコミットを前提としています。ant CLI の claude-lock.json は以後の実行で新規作成ではなく同じリソースを更新するために使い、OpenAI Terraform provider の .terraform.lock.hcl は以後の実行で同じプロバイダーのバージョンを選ぶために使います。

組織のユーザー管理については、Anthropic の Admin API が、Claude Enterprise 組織向けのベータとしてメンバーの一覧・ロール変更・招待・グループの管理などを提供しています。OpenAI Terraform provider は、OpenAI の Administration API と Admin API キーを使い、ユーザー、グループ、ロール、招待などを Terraform の構成として扱います。

SOURCES

出典

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