OpenAI APIOpenAI の機能

FEATURE

Fast mode(OpenAI API)

Fast mode は、OpenAI API で最大 2.5 倍の速度と、より安定したレイテンシを従量課金で提供する処理区分です。

提供中公式発表と照合済み
初出2026年7月30日
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提供状態提供中
公式の記載で確認できた環境API
提供を確認できたプラン公式に記載なし
目次 CONTENTS
  1. できること
  2. 機能解説
  3. 使い方
  4. 利用シーン
  5. Claude・Anthropic の対応する機能
  6. これまでの変更
  7. 関連する機能
  8. 出典
CAN DO

できること

POINT 01

応答速度を高める

標準処理より最大 2.5 倍の速度と、より安定したレイテンシで推論を実行できます。レイテンシが重要なユーザー向けアプリケーションを想定した処理区分です。

POINT 02

単位を選んで有効化

service_tier パラメーターでリクエストごとに指定するか、プロジェクト設定でプロジェクト全体の既定にできます。対象は Responses API と Chat Completions API です。

POINT 03

長文や画像にも対応

GPT-5.6 Sol・GPT-5.6 Terra・GPT-5.6 Luna では、272K トークンを超えるロングコンテキストのプロンプトも Fast mode で実行できます。画像入力を含むマルチモーダルのリクエストにも対応しています。

GUIDE

機能解説

概要

レイテンシが重要で、トラフィックが定常的にあるユーザー向けアプリケーションを想定しています。従来の Priority Processing を置き換えるもので、Responses API と Chat Completions API のリクエストに適用できます。

Fast mode は、OpenAI API の処理区分の 1 つで、最大 2.5 倍の速度とより安定したレイテンシを従量課金で提供します。レイテンシが重要で、トラフィックが定常的にあるユーザー向けアプリケーションを想定しています。

Fast mode は従来の Priority Processing を置き換えるものです。この変更は後方互換で、priority を指定したリクエストは自動的に Fast mode を使います。API リクエストでは service_tier: "priority" と service_tier: "fast" のどちらでも Fast mode を利用できます。

料金と速度の扱い

  • GPT-5.6 Sol では、標準処理の 2 倍の価格で、最大 2.5 倍の速度になります。
  • キャッシュされた入力の割引は、Fast mode のリクエストにも適用されます。
  • トラフィックの増加が急すぎる場合、一部の Fast mode リクエストが標準の速度に切り下げられ、標準の料金で課金される場合があります。このとき応答には service_tier: "default" が含まれます。
  • Fast mode は Scale Tier とは別の扱いです。請求は別立てで、購入済みの Scale Tier の TPM バンドルには計上されません。Scale Tier からあふれたトラフィックが自動的に Fast mode に移ることもありません。

設定と確認の方法

リクエスト単位の指定に加えて、プロジェクト単位でも Fast mode を有効にできます。Settings (設定) を開き、Project (プロジェクト) の下の General (一般) を選び、Project Service Tier (プロジェクトのサービス区分) を Fast に変更します。

プロジェクト単位で設定すると、service_tier を指定していないリクエストは既定で Fast mode になります。プロジェクトのリクエストは、時間をかけて段階的に Fast mode へ移行します。

使用状況のダッシュボードで Fast mode のリクエストを見るには、サービス区分でグループ化するオプションを選びます。GPT-5.6 以前のモデルでは、fast を指定したリクエストも priority として表示されます。

対応範囲と管理者が確認したい点

  • Fast mode は、画像入力を含むマルチモーダルのリクエストに対応しています。
  • ファインチューニング済みのモデルと embeddings には対応していません。
  • GPT-5.6 Sol・GPT-5.6 Terra・GPT-5.6 Luna では、ロングコンテキストのリクエストに対応しています。272K トークンを超えるプロンプトも、Standard tier より最大 2.5 倍速く実行できます。
  • Fast mode は、データレジデンシー、Zero Data Retention、Business Associate Agreement (BAA) と併用できます。ただし、モデルごとの提供状況に依存します。
  • 対象プランについては、公式のリリースノートには記載がありません。
HOW TO USE

使い方

ここでは、リクエスト単位で Fast mode を有効にする流れを示します。

  1. API リクエストで service_tier パラメーターを fast に設定します。対応モデルでは priority を指定しても同じ動作になります。
  2. 応答オブジェクトの service_tier フィールドで、実際に処理された区分を確認します。GPT-5.6 以前のモデルでは、fast を指定しても priority が返ります。
  3. 応答に service_tier: "default" が含まれる場合、そのリクエストは標準の速度と料金で処理されています。
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USE CASES

利用シーン

CASE 01

顧客が直接操作するチャットや検索などの画面で、応答の待ち時間を抑えたい場面に向いています。

CASE 02

定常的なトラフィックがあり、レイテンシのばらつきを抑えたいユーザー向けアプリケーションに使えます。

CASE 03

GPT-5.6 Sol・GPT-5.6 Terra・GPT-5.6 Luna で、272K トークンを超える長い文書をまとめて渡す処理を、速度を優先して実行したい場面に使えます。

CASE 04

画像入力を含むリクエストを、速度を優先して処理したい場面に使えます。

COMPARISON

Claude・Anthropic の対応する機能

比較の単位となる業務: 割増料金による API 推論の高速化

Claude API の Fast mode は、speed: "fast" とモデル名、ベータヘッダー fast-mode-2026-02-01 を指定し、割増料金で出力トークンの生成を高速にする仕組みです。Claude Opus 4.8 ではリサーチプレビューとして Claude API のみで提供され、Opus 4.7 の時点では利用にウェイトリストへの登録が必要でした。OpenAI API の Fast mode は、service_tier パラメーターに fast または priority を指定するか、プロジェクト設定で有効にします。

料金と速度の関係では、Claude Code の Opus 4.8 の Fast mode は標準料金の 2 倍で 2.5 倍の速度です。OpenAI API の Fast mode は、GPT-5.6 Sol で標準処理の 2 倍の価格で最大 2.5 倍の速度です。

TIMELINE

これまでの変更

  1. GPT-5.6 Sol・GPT-5.6 Terra・GPT-5.6 Luna でロングコンテキストのリクエストに対応しました。272K トークンを超えるプロンプトも Fast mode で実行できます。

  2. API に Fast mode が導入され、Priority Processing を置き換えました。priority を指定したリクエストは自動的に Fast mode を使います。GPT-5.6 Sol では、標準処理の 2 倍の価格で最大 2.5 倍の速度になります。

SOURCES

出典

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