できること
Opus の応答を高速化
Claude Opus を、品質と機能を変えずに最大 2.5 倍速く動かせます。モデルは同じで、速度を優先する API の設定を使う仕組みです。
/fast で切り替え
/fast で fast mode のオンとオフを切り替えられます。Claude の作業中でも実行でき、速度の変更は次のターンから反映されます。
effort level との併用
fast mode と低めの effort level を組み合わせて、単純な作業を最大の速度で進められます。
機能解説
概要
別のモデルではなく、同じ Claude Opus を、コスト効率よりも速度を優先する API の設定で使います。品質と機能は同じで応答が速くなる一方、トークンあたりの料金は高くなります。
切り替えの動き
- 対話型のセッションで有効にした fast mode は、既定では対応モデル上で次のセッション以降も維持されます。
- 対応モデルでは、ユーザー設定ファイルに
"fastMode": trueを書いて有効にすることもできます。対応していないモデルでこの設定をした場合は、そのモデルのまま fast mode はオフです。 /fastで有効にしたときに現在のモデルが fast mode に対応していなければ、Claude Code は Opus に切り替えます。- fast mode に対応していないモデルに切り替えると fast mode はオフになり、保存された設定がオンであれば、対応する Opus モデルに戻したときに再びオンになります。
/config model=<x>や Remote Control でモデルを切り替えた結果 fast mode が変わったときは、通知が表示されます。-pを使う非対話モード (クラウドセッション以外) では、--settingsの値に fast mode を含めて起動したセッションでのみ/fastが動作します。例:claude -p --settings '{"fastMode": true}'。この場合の切り替えはそのセッションだけに適用され、既定値としては保存されません。- VS Code 拡張機能では、選択中のモデルが fast mode に対応していると Toggle fast mode (fast mode の切り替え) コマンドが表示されます。
- クラウドセッションでは、セッション内で
/fast onと入力すると、そのセッションに限って fast mode がオンになります。既定値としては保存されません。 - Claude Code on the web では、プランに fast mode が含まれ、選択中のモデルが対応している場合に、メッセージ欄 (コンポーザー) のモデルメニューに Fast mode のスイッチが表示されます。
- Claude Code Remote のセッション (クラウドおよびセルフホストのランナー) では、組織が許可している範囲で、ホストの fast mode の設定、またはセッション内で入力した
/fastが適用されます。
料金とレート制限
fast mode は、標準よりトークンあたりの料金が高い設定です。Opus 4.8 の fast mode は標準料金の 2 倍で 2.5 倍の速度です。Claude Opus 5 の fast mode の料金は 100 万トークンあたり $10/$50 です。
会話の中で初めて fast mode を有効にしたときは、それまでの会話コンテキスト全体に対して、fast mode のキャッシュなし入力トークンの料金が全額かかります。
- fast mode のレート制限に達すると、自動で標準の速度に戻り、クールダウンが終わると自動で再び有効になります。クールダウン中は
↯アイコンが灰色になります。 - セッションの途中で利用クレジットが尽きた場合、Claude Code は拒否された fast mode の各リクエストを標準の速度と料金で再試行し、作業を続けます。2026 年 8 月 4 日の変更で、fast mode はクレジットが尽きたときに黙って失敗せず、ストリーム上で報告します。
提供状況の注意
- 2026 年 7 月 24 日以降、
/fastは Opus 5 と Opus 4.8 に適用され、Opus 4.7 は対象から外れています。2026 年 10 月 23 日には、Opus 5.5 の/fastダイアログのタイトルから「(research preview)」の表記が外れました。 - Opus 4.8 の fast mode は 2026 年 10 月 30 日付で非推奨となり、2026 年 11 月 30 日に削除されます。削除後、Opus 4.8 での fast mode のリクエストはエラーを返し、標準の Opus 4.8 には切り替わりません。
- Claude Code では、Max プランのユーザーは Claude Opus 4.8 で既定で fast mode になります。Claude Code on the web のスイッチは、プランに fast mode が含まれる場合に表示されます。これ以外の対象プランについては、公式のリリースノートには記載がありません。
管理者・導入時に確認したい点
- Console を使う API の顧客の場合、管理者が Claude Code preferences (Claude Code の設定) で fast mode を有効にします。
- Claude AI の組織の場合、Owner が Organization settings > Claude Code (組織の設定 > Claude Code) で有効にします。
CLAUDE_CODE_DISABLE_FAST_MODE=1を設定すると、fast mode を完全に無効にできます。- いずれかの設定ファイルで
fastModePerSessionOptInをtrueにすると、各セッションは fast mode がオフの状態で始まり、利用者が/fastで明示的に有効にする運用になります。 - Claude Code Remote のセッションでは、組織が許可している場合にだけ fast mode の設定が適用されます。
使い方
ここでは CLI で切り替える流れを示します。
/fastを実行し、Space キーでオンとオフを切り替え、Enter キーで確定します。- fast mode が有効な間は、プロンプトの横に小さな
↯アイコンが表示されます。 - 状態を確かめたいときは、いつでももう一度
/fastを実行すると、オンかオフかを確認できます。 - 無効にするときも
/fastを使います。無効にした後も、モデルは Opus のままです。
利用シーン
対話しながらコードの修正と確認を繰り返す作業で、Opus の品質のまま応答を速くしたい場面に向いています。
定型的で単純な作業を、fast mode と低めの effort level の組み合わせで進める場面に使えます。
料金を管理したい組織で、fastModePerSessionOptIn を使い、必要なセッションだけ利用者が有効にする運用に向いています。
クラウドやセルフホストのランナーで動く Claude Code Remote のセッションで、組織の許可の範囲で速度を優先したい場面に使えます。
ChatGPT・OpenAI の対応する機能
比較の単位となる業務: コーディングエージェントの応答生成の高速化 (追加料金による高速モード)
速度と料金の関係では、対応する API の Fast mode は GPT-5.6 Sol で標準処理の 2 倍の価格で最大 2.5 倍の速度を提供します。Claude Code の Fast mode は、Opus 4.8 で標準料金の 2 倍で 2.5 倍の速度です。
設定の保持の仕方には違いがあります。ChatGPT for iOS では、モデル・推論・Fast の設定の変更は現在のタスクの範囲にとどまります。Claude Code の Fast mode は、対話型セッションで有効にすると、既定では対応モデル上で次のセッション以降も維持されます。
組織での有効化については、Codex の Ultrafast モードは Enterprise でのアクセスが既定でオフで、ワークスペースのオーナーが有効にします。Claude Code の Fast mode は、Console では管理者が、Claude AI の組織では Owner が有効にします。
これまでの変更
Opus 4.8 の fast mode が非推奨となりました。2026 年 11 月 30 日に削除されます。
Opus 5.5 の
/fastダイアログのタイトルから「(research preview)」の表記が外れました。Claude Code on the web のクラウドセッションで、モデルメニューに Fast mode のスイッチが追加されました。
/fastのフッターに、切り替えキーとして Space が表示されるようになりました。Claude Code Remote のセッション (クラウドおよびセルフホストのランナー) で fast mode が使えるようになりました。
利用クレジットが尽きたときに、ストリーム上で報告するようになりました。
Claude Opus 5 が追加され、fast mode の料金は 100 万トークンあたり $10/$50 になりました。Opus 4.7 が fast mode の対象から外れ、
/fastは Opus 5 と Opus 4.8 に適用されるようになりました。/config model=<x>や Remote Control でのモデル切り替えで fast mode が変わったときに通知が表示されるようになりました。CLAUDE_CODE_OPUS_4_6_FAST_MODE_OVERRIDEが削除され、この環境変数は何の効果も持たなくなりました。Claude Code の Max プランのユーザーは Claude Opus 4.8 で既定で fast mode になりました。Claude Opus 4.6 の fast mode は非推奨となり、提供開始から約 30 日後に削除されることになりました。Opus 4.8 の fast mode の料金は以前より下がり、標準料金の 2 倍で 2.5 倍の速度になりました。
CLAUDE_CODE_OPUS_4_6_FAST_MODE_OVERRIDEは非推奨となり、Opus 4.6 で fast mode を使う方法は/model claude-opus-4-6[1m]に切り替えてから/fast onを実行する形になりました。fast mode の既定モデルが Opus 4.6 から Opus 4.7 に変わりました。
CLAUDE_CODE_OPUS_4_6_FAST_MODE_OVERRIDE=1で Opus 4.6 に固定できました。
出典
出典 14 件を表示
- Claude Code のリリース (2026-05-15)
- Claude API のリリースノート (2026-05-28)
- Claude Code のリリース (2026-05-31)
- Claude Code のリリース (2026-06-06)
- ChatGPT・Codex のリリースノート (2026-07-06)
- Claude Code のリリース (2026-07-25)
- OpenAI API の changelog (2026-07-30)
- Claude Code のリリース (2026-08-08)
- Claude Code のリリース (2026-09-19)
- Claude Code のリリース (2026-09-25)
- ChatGPT・Codex のリリースノート (2026-10-08)
- Claude Code のリリース (2026-10-23)
- Claude Code のリリース (2026-10-31)
- 公式ヘルプ