OpenAI APIOpenAI の機能

FEATURE

Agents API

Agents API は、OpenAI が管理する API を通じて、アプリケーションから Codex ハーネスを利用するための機能です。

プレビュー・先行提供公式発表と照合済み
初出2026年9月10日
ページ更新
提供状態プレビュー・先行提供
公式の記載で確認できた環境API
提供を確認できたプラン公式に記載なし
目次 CONTENTS
  1. できること
  2. 機能解説
  3. 使い方
  4. 利用シーン
  5. Claude・Anthropic の対応する機能
  6. これまでの変更
  7. 関連する機能
  8. 出典
CAN DO

できること

POINT 01

Codex ハーネスを API で利用

アプリケーションから、OpenAI が管理する Codex ハーネスを使ってエージェントを構築できます。セッションのオーケストレーション、コンテキスト圧縮、復旧は OpenAI が担います。

POINT 02

サンドボックスで作業を実行

エージェントはサンドボックスでコードの実行、ファイルの編集、MCP サーバーへの接続、成果物の作成ができます。サンドボックスは OpenAI ホストのものを使うか、自社インフラや対応プロバイダーのものを接続できます。

POINT 03

永続セッションで作業を継続

セッション状態が保持されるため、会話のコンテキストを組み直さずにターンをまたいで作業を続けられます。進捗のストリーミングや、独自のツール・MCP サーバーの接続にも対応しています。

GUIDE

機能解説

概要

セッション、オーケストレーション、コンテキスト圧縮、復旧は OpenAI が管理し、アプリケーション側はツールを用意して実行環境を選びます。エージェントはサンドボックスの中でコードを実行し、ファイルを編集し、MCP サーバーに接続し、成果物を作成できます。

基本となる 3 つの要素

Agents API は、次の 3 つの要素で構成されます。

  • Agent:エージェントが使うモデル、指示 (instructions)、ツール、MCP サーバーを定めます。
  • Environment:エージェントがファイルにアクセスし、スキルを読み込み、コマンドを実行するサンドボックスまたはコンピューターです。指定は任意です。
  • Session:タスクに取り組み、入力に応答する、永続的なエージェントのインスタンスです。

OpenAI ホストのセッションでは、アプリケーションは入力を送ってイベントを受け取り、エージェントの実行とサンドボックスの用意・管理は OpenAI が行います。

マネージドハーネスが備える機能

マネージドな Codex ハーネスは、次の機能に対応しています。これらはセッションの作成時に設定します。

  • サンドボックスでのコマンドやコードの実行
  • 関連するスキルと指示の適用
  • ツールまたは MCP を通じた外部データへの接続
  • 作業中のエージェントへの指示による方向の調整
  • コンテキストウィンドウを管理するための、それまでの作業の要約
  • 作業のサブタスクへの分割と、サブエージェントへの委任
  • 中断したところからのセッションの再開

提供状況の注意

Agents API は 2026 年 9 月 10 日にパブリックベータとして公開されました。対象となるプランや提供地域については、公式のリリースノートには記載がありません。

管理者・導入時に確認したい点

  • 実行環境の選択:エージェントは OpenAI ホストのサンドボックスで実行するか、自社インフラまたは対応プロバイダーのサンドボックスを接続して実行できます。
  • 課金の単位:OpenAI ホストのサンドボックスの計算資源は、アクティブなターンの間に課金され、ターンとターンの間のアイドル時間には課金されません。
  • ブラウザ操作時の承認とサインイン:コンピューター操作では、Web サイトへのアクセス承認とサインインはアプリケーション側で処理します。
  • データの削除:不要になったセッションと公開した成果物 (published artifacts) は削除できます。
HOW TO USE

使い方

  1. Agent を設定してセッションを作成します。実行環境は OpenAI が用意します。
  2. セッションにタスクを渡します。環境の準備が整うと、ユーザーの入力によって作業のターンが始まります。
  3. 出力をストリーミングするか webhooks を使い、エージェントの作業完了や入力が必要になったタイミングを把握します。
  4. 同じセッションに次のタスクを送るか、現在のターンの途中でエージェントに指示を与えて方向を調整します。
公式ヘルプを開く ↗
USE CASES

利用シーン

CASE 01

自社のアプリケーションにエージェントを組み込み、セッション管理や復旧の仕組みを自前で作らずに運用する場面に向いています。

CASE 02

複数ターンにわたる長めの作業を、同じセッションで続けて進める用途に使えます。

CASE 03

OpenAI ホストのサンドボックスで、スプレッドシート、プレゼンテーション、Word 文書を作成・編集する作業に使えます。

CASE 04

OpenAI ホストのブラウザで、Web サイト上のタスクをエージェントに完了させる用途に使えます。

COMPARISON

Claude・Anthropic の対応する機能

比較の単位となる業務: マネージド実行環境でのエージェント構築と永続セッション実行

Anthropic の Claude Managed Agents も、エージェントを動かすマネージドなハーネスで、2026 年 4 月 8 日にベータとして提供が始まりました。エージェントの作成、コンテナの設定、セッションの実行を API で行い、安全なサンドボックス、組み込みツール、サーバー送信イベントによるストリーミングを備えます。Agents API は Codex ハーネスを使う仕組みで、2026 年 9 月 10 日にパブリックベータとして公開され、OpenAI ホストのサンドボックスのほか、自社インフラや対応プロバイダーのサンドボックスも接続できます。

ブラウザ操作では、Agents API のコンピューター操作は OpenAI ホストのブラウザでタスクを実行し、アクセス承認とサインインをアプリケーション側で処理します。一方、Claude の browser use tool (browser_toolset_20260801) は、アプリケーション側がホストするブラウザを操作するクライアントツールセットです。

TIMELINE

これまでの変更

  1. OpenAI ホストのサンドボックスに、スプレッドシート、プレゼンテーション、Word 文書を作成・編集するための Artifact SDK とスキルが含まれました。同日、Ultrafast モードが追加されました。対応モデルで agent.service_tier を ultrafast に設定すると、トークン生成の間隔が短くなります。

  2. OpenAI ホストのサンドボックスを、セッションに接続する前に事前ウォームアップできる機能が加わりました。あわせて、サンドボックスの計算資源の課金がアクティブなターン中だけになり、ターン間のアイドル時間は課金されなくなりました。

  3. コンピューター操作が追加され、エージェントが OpenAI ホストのブラウザでタスクを完了できます。

  4. Agents API がパブリックベータとして公開されました。

SOURCES

出典

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