できること
ツールを使うエージェント構築
ツールを使ってタスクを計画・実行し、他のエージェントと連携しながら、手順をまたいで文脈を保つエージェントを作れます。
サンドボックスでの実行
ファイル、コマンド、パッケージ、スナップショット、マウント、プロバイダーとの接続が必要な作業を、コンテナベースの環境で実行できます。
ガードレールと人による確認
Guardrails と human review を使うと、リスクのある作業に進む前にワークフローを止めたり一時停止したりできます。
機能解説
概要
SDK で作ったエージェントは、ツールを使ってタスクを計画・実行し、他のエージェントと連携し、複数の手順にまたがって文脈を保てます。SDK は利用者のアプリケーションの中で動きます。デプロイ、ツールの実装、状態の保存、承認の判断は利用者のサーバー側が受け持ち、SDK はエージェントのループを実行してツールを呼び出します。
Agents SDK は、エージェントの実行ループを SDK に任せつつ、デプロイ・ツールの実装・状態の保存・承認の判断を自社のサーバー側で持つ構成のための SDK です。主な特徴は次のとおりです。
- TypeScript または Python の型付きアプリケーションコードで書けます。
- ツール、MCP サーバー、ランタイムの挙動を直接制御できます。
- 会話の保持には、カスタムのストレージか、サーバー管理の会話戦略を使えます。
- 音声中心のワークフローでは、SDK の voice pipeline と realtime agent のパターンを使えます。
Agents SDK は利用者のアプリケーションの中で動きます。これに対し、Agents API は OpenAI のサービス内でマネージドのハーネスを動かします。
管理者・導入時に確認したい点
- メモリーをいつ作成し、どこに保存するかを制御できます。
- 状態の保存と承認の判断は、SDK ではなく利用者のサーバー側が受け持ちます。会話の保持方法は、カスタムのストレージとサーバー管理の会話戦略から選べます。
- ハーネスはオープンソースで、中身の確認とカスタマイズができます。
- 対象プランや提供地域は、公式のリリースノートには記載がありません。
使い方
- Agents SDK quickstart (クイックスタート) を開き、最初のエージェントを動かす手順に沿って進めます。
- SDK をインストールします。
- エージェントを 1 つ定義します。
- 定義したエージェントを実行します。
利用シーン
ファイル操作やコマンド実行、パッケージの導入を伴う作業をエージェントに担わせる場面に向いています。作業はコンテナベースのサンドボックス環境で実行できます。
影響の大きい処理の前に、人の確認を挟む業務フローに使えます。Guardrails と human review で、処理を止めるか一時停止できます。
社内システム向けのツールや MCP サーバーを自社サーバー側で実装・管理し、それをエージェントに呼び出させる構成に向いています。
音声で応対するワークフローの構築に使えます。
Claude・Anthropic の対応する機能
比較の単位となる業務: サンドボックス実行とメモリ制御を備えたエージェントの開発・実行
Anthropic の Claude Managed Agents は、Claude を自律エージェントとして動かすフルマネージドのエージェントハーネスです。安全なサンドボックスと組み込みツールを備えます。エージェントの作成、コンテナの設定、セッションの実行は API を通じて行います。Agents SDK も制御されたサンドボックスでのエージェント実行に対応していますが、SDK 自体は利用者のアプリケーションの中で動きます。デプロイ、ツールの実装、状態の保存は利用者のサーバー側が受け持ちます。
メモリーについて、Agents SDK ではメモリーをいつ作成し、どこに保存するかを制御できます。Claude Managed Agents では、Memory for Claude Managed Agents が managed-agents-2026-04-01 ヘッダーのもとでベータとして提供されています。
これまでの変更
更新版の Agents SDK が TypeScript で利用可能になりました。TypeScript 版はサンドボックスエージェントに対応し、オープンソースのハーネスを組み込んでいます。
Agents SDK が更新され、制御されたサンドボックス内でのエージェント実行、オープンソースのハーネスの確認とカスタマイズ、メモリーの作成タイミングと保存先の制御に対応しました。