できること
最新情報の検索
チャットで最新の情報や出典を求めると、Web search を使って検索します。CLI では --search を付けると、その 1 回の実行に限ってライブの結果を取得できます。
検索モードの切り替え
config.toml の web_search で、既定の cached に加えて live(ライブ検索)や disabled(無効化)を指定できます。"indexed" モードは、検索インデックスがリクエストを通したときだけ外部の Web へのアクセスを許可します。
カスタムプロバイダー対応
互換性のある検索エンドポイントに対応したカスタムモデルプロバイダーは、standalone web search にオプトインできます。
機能解説
概要
サンドボックス内のローカルコマンドのネットワークとは別のホスト型ツールです。ローカルの Codex チャットでは、OpenAI が管理するインデックスを使う cached search が既定で有効です。検索モードや検索対象のドメインは設定で指定できます。
Web search は、ChatGPT に含まれるファーストパーティの Web 検索ツールです。Web から得た結果は、すべて信頼できない入力として扱います。
検索の記録は、使う場所ごとに次のように残ります。
- CLI では、検索が対話のトランスクリプトと
codex exec --jsonの出力にweb_search項目として現れます。 - IDE 拡張は、接続先の Codex ホストの検索モードを使い、検索の動きはチャットのトランスクリプトに表示されます。
- ChatGPT のデスクトップアプリでは、検索の動きがほかのツール呼び出しと一緒にトランスクリプトに記録されます。
- ChatGPT の Web 版では、検索を使ったときに検索結果と引用がチャットに表示されます。
検索モードと安全性
ローカルの Codex チャットでは、cached search が既定で有効です。cached モードは任意のページをその場で取得する代わりに OpenAI が管理するインデックスを使うため、プロンプトインジェクションのリスクを下げます。ただし、リスクを無くすものではありません。
- Codex をフルアクセスで実行している場合、Web search の既定はライブの結果です。
"indexed"モードは、検索インデックスがリクエストを通したときだけ外部の Web へのアクセスを許可します。- 最新の情報が必要な作業では
web_search = "live"、ツールを止める場合はweb_search = "disabled"を指定します。
カスタムモデルプロバイダーでの利用
カスタムプロバイダーの既定値は supports_standalone_web_search = false です。オプトインするには、設定の [model_providers.custom] テーブルで supports_standalone_web_search = true を指定します。
このプロバイダーの設定だけでは standalone search は有効になりません。プロバイダー、選んだモデル、ランタイムのすべてが standalone search に対応している必要があります。ワークスペースや管理側の検索制限も引き続き適用されます。
管理者・導入時に確認したい点
Web search は、サンドボックス内のローカルコマンドのネットワークとは別のホスト型ツールです。権限プロファイルのネットワークプロキシやドメインの許可リストは使わず、コマンドのネットワークアクセスを無効にしていても利用できる状態が残る場合があります。
- 検索の設定には
web_search、tools.web_search.allowed_domains、管理用のallowed_web_search_modesを使います。 - 検索ドメインのフィルターは、ローカルコマンドの通信、アプリ、コネクタ、MCP サーバーを制限しません。
- standalone web search はシステムのプロキシ設定に従います。検索のリダイレクトを含め、設定したプロキシを経由するルーティングは 2026 年 9 月 25 日に修正されています。
- 暗黙のクライアント設定が、サーバーや保存済みスレッドの Web 検索設定を上書きすることはありません。
対象となるプランについては、公式のリリースノートには記載がありません。
使い方
ローカルの Codex で使う検索モードは config.toml で設定します。
- 作業が最新の情報に依存する場合は、
config.tomlにweb_search = "live"を設定してライブ検索を使います。 - Web search ツールを使わない場合は、
web_search = "disabled"を設定してツールをオフにします。
利用シーン
依存ライブラリの最新のリリースノートを要約させる場面に使えます(例: codex --search "Summarize the latest release notes for this dependency")。
エディタで作業しながら、IDE 拡張から Codex に調べものを頼む場面に向いています。
codex exec --json の出力に残る web_search 項目から、実行中に何を検索したかを確認する場面に使えます。
tools.web_search.allowed_domains で検索対象のドメインを絞って運用する場面に向いています。
Claude・Anthropic の対応する機能
比較の単位となる業務: コーディングエージェントからの Web 検索 (プロキシ設定・検索設定の適用)
検索対象のドメインの制限は、どちらにもあります。Codex の Web search では tools.web_search.allowed_domains と管理用の allowed_web_search_modes で検索を設定します。Claude Managed Agents では、組織のドメイン制限と、エージェントの web_search ツールの allowed_domains または blocked_domains の両方が許可した検索結果だけをエージェントが受け取ります。
ネットワーク設定との関係には違いがあります。Codex の Web search はホスト型ツールで、権限プロファイルのネットワークプロキシやドメインの許可リストを使いません。Claude Managed Agents では、ネットワークが制限されたクラウド環境の allowed_hosts が web_search と web_fetch ツールにも適用されます。また、Claude Managed Agents のセッションは、Claude Console の Capabilities ページにある Allow web search 設定に従います。
これまでの変更
standalone web search に、モデルによって利用の可否が制御される文献検索が追加されました。
暗黙のクライアント設定が、サーバーや保存済みスレッドの Web 検索設定を上書きしなくなりました。
standalone web search がシステムのプロキシ設定に従うようになりました。検索のリダイレクトを含め、設定したプロキシ経由のルーティングも修正されました。
互換性のあるカスタムモデルプロバイダーで standalone web search を有効にできるようになり、カスタムプロバイダーがオプトインで利用できるようになりました。