Claude APIAnthropic の機能

FEATURE

Web fetch ツール

Web fetch ツール (web_fetch) は、Claude API で、指定した Web ページや PDF 文書の内容全体を Claude に取得させるツールです。

提供中公式発表と照合済み
初出未調査
ページ更新
提供状態提供中
公式の記載で確認できた環境公式に記載なし
提供を確認できたプラン公式に記載なし
目次 CONTENTS
  1. できること
  2. 機能解説
  3. 使い方
  4. 利用シーン
  5. ChatGPT・OpenAI の対応する機能
  6. これまでの変更
  7. 関連する機能
  8. 出典
CAN DO

できること

POINT 01

Web ページと PDF の取得

指定した Web ページや PDF 文書の内容全体を取得できます。PDF は base64 でエンコードされたデータとして返され、直接添付した PDF 文書と同じように処理されます。

POINT 02

取得内容の動的フィルタリング

dynamic filtering (動的フィルタリング) では、取得した内容がコンテキストウィンドウに入る前に Claude がコードを書いて実行し、関連する情報だけを残せます。

POINT 03

組織単位での取得先の制限

組織の管理者は Claude Console の Capabilities (機能) ページで web fetch をオフにできます。オンのときは、同じページで許可ドメインまたはブロックドメインを設定できます。

GUIDE

機能解説

概要

サーバーツールとして動作し、API がリクエストの処理中に内容を取得して結果を会話に挿入します。呼び出し側でツールを実行したり tool_result を返したりする必要はありません。特定のページや文書の内容を踏まえて Claude に回答させる場面に関わる機能です。

取得の動作

  • Claude は、特定のページを指していない一般知識の質問や自由回答形式の質問では取得を行いません。
  • web search と web fetch の両方を有効にしていて、ユーザーが URL を示さずに特定のページや文書を名指しした場合、Claude は web search でそのページを探してから取得します。
  • JavaScript で動的に描画される Web サイトには、現時点では対応していません。
  • 取得結果はキャッシュされるため、返される内容が URL の最新版を反映していない場合があります。
  • ツールでエラーが起きた場合、API はエラーをレスポンス本文に含めた 200 (成功) レスポンスを返し、Claude はエラー結果を受け取ってそのターンを続けます。
  • ストリーミングを有効にすると、取得のイベントはストリームの一部として流れ、内容の取得中は一時停止が入ります。
  • Message Batches API のリクエストにも web fetch ツールを含められます。

主な設定項目

  • max_uses:1 ターン内の取得回数の上限です。失敗した取得も回数に含まれます。
  • max_content_tokens:コンテキストに含める内容の量の上限です。取得した内容がこれを超えると切り詰められます。上限はテキストの内容に適用され、PDF などのバイナリの内容には適用されません。
  • blocked_domains:取得しないドメインを指定する任意の項目です。allowed_domains とは組み合わせられません。
  • use_cache:"use_cache": false にすると、キャッシュを使わずに新しい内容を取得します。既定値は true で、web_fetch_20260309 以降のバージョンが必要です。
  • citations:引用は任意で、既定では無効です。"citations": {"enabled": true} にすると、Claude が取得した文書の特定の箇所を引用できます。
  • response_inclusion:"response_inclusion": "excluded" にすると、完了したコード実行の呼び出しが消費した入れ子の server_tool_use と結果ブロックの組を、レスポンスから除外します。生のページ内容を必要としないエージェント型ワークフロー向けの設定です。
  • dynamic filtering:ツールの type に web_fetch_20260209 以降のバージョンを使うと有効になります。code execution tool 上で動き、API がリクエストに対して自動で有効にするため、code execution tool を tools 配列に追加する必要はありません。

URL の検証と取得元の制限

セキュリティ上の理由から、web fetch ツールは会話のコンテキストに既に現れた URL だけを取得できます。

  • Claude 自身の出力だけ、またはシステムプロンプトだけに現れる URL は取得できません。システムプロンプトにある URL を取得対象にするには、ユーザーメッセージにもその URL を含めます。
  • API キーやパスワードなどの認証情報を含むように見える URL は、その認証情報がシステムプロンプトかユーザーメッセージの本文に現れていない限り、取得を拒否します。
  • 任意の url_sources で、許可される 3 種類の URL の出どころのいずれかをオフにしたり、ツール結果を特定のツールに限ったりできます。クライアント側のツール結果をすべて除外するには、client_tool_results を {"type": "none"} に設定します。

管理者・導入時に確認したい点

  • 組織の管理者は Claude Console の Capabilities (機能) ページで、組織の web fetch をオフにできます。オフのとき、web fetch ツールを含む Messages API リクエストは、web fetch が有効でないことを示す 400 invalid_request_error で失敗します。
  • web fetch がオンのときは、同じページで web fetch の許可ドメインまたはブロックドメインを設定できます。
  • Claude Managed Agents では、web_fetch ツールは Capabilities ページで設定した組織の web fetch ドメイン制限に従います。
  • Claude Managed Agents でネットワークが制限されたクラウド環境では、その環境の allowed_hosts が web_fetch ツールにも適用されます。allowed_hosts に一致しないホストの URL への呼び出しは、エージェントに url_not_allowed エラー結果を返します。
  • Claude Managed Agents では、web_fetch ツールはセッション内に既に現れた URL だけを取得します。条件を満たさない URL への呼び出しは、エージェントに url_not_in_prior_context エラー結果を返します。
  • 対象プランや提供地域は、公式のリリースノートには記載がありません。
HOW TO USE

使い方

組織の管理者が Claude Console の Capabilities (機能) ページで web fetch をオフにしている場合、web fetch ツールを含む Messages API リクエストは 400 エラーで失敗します。

  1. Messages API のリクエストで、tools に web_fetch ツールを追加します。
公式ヘルプを開く ↗
USE CASES

利用シーン

CASE 01

ユーザーが示した特定の Web ページの内容を踏まえて、Claude に要約や回答をさせる場面に使えます。

CASE 02

Web 上で公開されている PDF 文書を取得し、添付した PDF と同じように扱わせる場面に向いています。

CASE 03

長いページから必要な情報だけをコンテキストに入れたい場面では、dynamic filtering を使えます。

CASE 04

組織として取得先のドメインを絞って API を運用する場面に向いています。

COMPARISON

ChatGPT・OpenAI の対応する機能

比較の単位となる業務: API 経由でのWebページ内容の取得と組織単位のドメイン制限管理

組織単位でのツール利用の管理について、OpenAI の Admin API には、ホスト型ツールの権限を管理する機能が 2026 年 5 月 26 日に追加されています。Claude API の Web fetch ツールでは、組織の管理者が Claude Console の Capabilities ページで web fetch のオン・オフを切り替え、オンのときは許可ドメインまたはブロックドメインを設定します。

TIMELINE

これまでの変更

  1. 組織の管理者が Claude Console の Capabilities ページで web fetch をオフにしたり、許可ドメインまたはブロックドメインを設定したりできるようになりました。Claude Managed Agents の web_fetch ツールも、この組織のドメイン制限に従うようになりました。

  2. Claude Managed Agents で、ネットワークが制限されたクラウド環境の allowed_hosts が web_fetch ツールにも適用されるようになりました。あわせて、web_fetch ツールはセッション内に既に現れた URL だけを取得するようになりました。

  3. web_fetch_20260318 に対応し、消費済みの結果ブロックを API レスポンスから除外する response_inclusion パラメーターが追加されました。

SOURCES

出典

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