できること
最新のウェブ情報で回答
Claude がリアルタイムのウェブコンテンツを検索し、知識のカットオフ以降の情報を使って回答できます。検索は 1 回のリクエストの中で複数回繰り返される場合があります。
引用付きの回答
回答には、検索結果から引いた情報源の引用が含まれます。ウェブ検索では引用が常に有効です。
検索範囲と回数の制御
allowed_domains または blocked_domains で検索対象のドメインを指定し、max_uses で 1 ターンあたりの検索回数を制限できます。user_location を使うと、利用者の所在地に合わせて検索結果を地域化できます。
機能解説
概要
Claude は知識のカットオフ以降の最新情報を使って質問に回答できます。いつ検索するかはプロンプトをもとに Claude が判断し、検索の実行と結果の提供は API が行います。回答には、検索結果から引いた情報源の引用が含まれます。
Web search tool は、Claude が知識のカットオフを超えた最新情報で回答するためのツールです。Claude はプロンプトをもとに検索するかどうかを判断し、API が検索を実行して結果を Claude に渡します。この流れは 1 回のリクエストの中で複数回繰り返される場合があります。
検索を始めるかどうかは、system prompt で調整できます。検索を積極的に行うよう促すことも、直接の回答を優先させることもできます。
web_search_20260209 以降のバージョンでは、検索結果が context window に入る前に、Claude がコードを書いて実行し、関連する情報だけを残す dynamic filtering(動的フィルタリング)を使えます。dynamic filtering の実行時には必要なコード実行環境を API が自動で用意するため、code execution tool を tools に自分で追加する必要はありません。dynamic filtering を使わずにウェブ検索を直接呼び出す場合は、allowed_callers: ["direct"] を設定します。
エージェント向けの response inclusion
web_search_20260318 は、エージェント型ワークフロー向けに response inclusion の制御を追加したバージョンです。"response_inclusion": "excluded" を設定すると、完了したコード実行の呼び出しで消費された入れ子の server_tool_use と結果ブロックの組を、レスポンスから取り除きます。検索の生データを必要としないエージェント型ワークフローに使えます。
会話の継続・エラー・ストリーミング
- 検索結果を含む会話を続けるときは、受け取った assistant の content blocks を、各結果の
encrypted_contentを含めてそのまま送り返します。 - API が
stop_reason: "pause_turn"を返したときは、一時停止した assistant のメッセージを変更せずに新しいリクエストで送り返して再開します。 - レート制限への到達などでツールがエラーになった場合も、Claude API は 200 のレスポンスを返し、エラーはレスポンス本文の中で表されます。
- ストリーミングを有効にすると、検索のイベントをストリームの一部として受け取ります。検索の実行中は一時的に間が空きます。
- Web search tool は Message Batches API のリクエストにも含められます。
管理者・導入時に確認したい点
ウェブ検索は、管理者が Claude Console で無効にしていない限り組織で有効です。管理者は Claude Console で、検索対象のドメインを制限することもできます。
リクエスト側では allowed_domains と blocked_domains のどちらか一方だけを指定します。両方を含めると API は 400 エラーを返します。
Claude Managed Agents では、ウェブ検索は agent toolset の一部で、toolset を追加すると既定でオンになります。ドメインのリストと user_location は toolset の web_search の項目に設定し、max_uses、citations、cache_control は使えません。
Claude Managed Agents のセッションは、Claude Console の Capabilities(機能)ページにある組織のウェブ検索設定に従います。エージェントが受け取るのは、組織のドメイン制限と、エージェントの web_search ツールにある allowed_domains または blocked_domains のリストの両方が許可した検索結果だけです。
使い方
web_search_20260318 の利用にベータヘッダーは不要です。
- リクエストの
toolsにweb_searchツールを追加します。 max_uses、ドメインのリスト、user_locationなどの設定は、追加したweb_searchツールに記述します。
利用シーン
知識のカットオフ以降の最新情報が必要な質問に答えるアプリケーションに使えます。
回答に情報源の引用を添える必要がある場面に向いています。
参照先のドメインを組織やアプリケーションの方針に合わせて限定したい場面に向いています。
多数の検索付きリクエストを Message Batches API でまとめて処理する場面に使えます。
ChatGPT・OpenAI の対応する機能
比較の単位となる業務: API 経由のエージェントによるウェブ検索と検索ドメインの制御
対応する Responses API の Web 検索ツールには return_token_budget があり、高負荷の調査・評価ワークロード向けに GPT-5 以降のより長い推論による Web 検索の実行を選べます。また、通常のテキスト結果に加えて画像結果も返せます。Claude API の Web search tool では、max_uses で 1 ターンあたりの検索回数を制限でき、allowed_domains または blocked_domains で検索対象のドメインを指定できます。
組織単位の管理では、Admin API にホスト型ツールの権限を管理する機能があります。Claude API 側では、管理者が Claude Console でウェブ検索を無効にしたり、検索対象のドメインを制限したりできます。
これまでの変更
Claude Managed Agents のセッションが、組織のウェブ検索ドメイン制限に従うようになりました。
Claude Managed Agents のセッションが、Claude Console の Capabilities ページにある Allow web search 設定に従うようになりました。
web_search_20260318に対応し、エージェント型ワークフロー向けに消費済みの結果ブロックを API レスポンスから除くresponse_inclusionパラメータが追加されました。このバージョンの利用にベータヘッダーは不要です。ウェブ検索ツールが、より充実した SEC 提出書類データを返すようになりました。