できること
Vertex AI のモデルを使う
自分のプロジェクトがアクセスできる Vertex AI 上のモデルを、Codex から使えます。config.toml で組み込みプロバイダー model_provider = "gcp" を指定します。
環境変数で設定を補う
project_id や location を省略した場合、Codex はそれぞれ GOOGLE_CLOUD_PROJECT と GOOGLE_CLOUD_LOCATION を読み取ります。ロケーションの既定値は global です。
認証情報ファイルを指定
credential_file に ADC ファイルの絶対パスを指定すると、そのファイルで認証できます。このとき Codex は認証コマンドに対して GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS をそのパスに設定します。
機能解説
概要
自分のプロジェクトがアクセスできる Vertex AI のモデルを、config.toml で組み込みプロバイダーを指定して使います。設定では model_provider = "gcp" を指定し、Google Cloud のプロジェクトとロケーションを渡します。
Codex CLI 0.165.0 で、組み込みの Google Cloud Vertex AI プロバイダーが追加されました。自分のプロジェクトがアクセスできる Vertex AI のモデルを使うには、config.toml で組み込みプロバイダーを設定します。
model_provider = "gcp"
[model_providers.gcp]
project_id = "my-project"
location = "global"
project_idを省略すると、Codex はGOOGLE_CLOUD_PROJECTを読み取ります。locationを省略すると、Codex はGOOGLE_CLOUD_LOCATIONを読み取ります。- ロケーションの既定値は
globalです。
認証の仕組み
既定の認証では、Codex を実行するマシンに Google Cloud CLI をインストールし、gcloud auth application-default login でローカルにサインインします。Codex はアクセストークンを得るために gcloud auth application-default print-access-token を実行します。
特定の ADC ファイルを使う場合は、[model_providers.gcp] の下で credential_file にそのファイルの絶対パスを設定します。credential_file を設定すると、Codex は認証コマンドの実行時に GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS をそのパスに設定します。
エンドポイントや認証方法のカスタマイズ
利用環境で別のエンドポイント、別のトークン取得コマンド、固定のヘッダーを使う場合は、[model_providers.gcp] の下で base_url、auth、http_headers を設定します。
提供状況の注意
この組み込みプロバイダーは Codex CLI 0.165.0 で追加されました。対象となるプランについては、公式のリリースノートには記載がありません。
使い方
config.tomlにmodel_provider = "gcp"を書き、[model_providers.gcp]の下にproject_idとlocationを設定します (例:project_id = "my-project"、location = "global")。- 既定の認証を使う場合は、Codex を実行するマシンに Google Cloud CLI をインストールします。
- ローカルでサインインするには、
gcloud auth application-default loginを実行します。
利用シーン
自社の Google Cloud プロジェクトでアクセスできる Vertex AI のモデルを、Codex CLI から使う場面に向いています。
プロジェクトやロケーションを config.toml に書かず、GOOGLE_CLOUD_PROJECT と GOOGLE_CLOUD_LOCATION の環境変数で渡す運用に使えます。
用途ごとに用意した特定の ADC ファイルで認証したい場面に使えます。
別のエンドポイントや固定のヘッダーが必要な社内の利用環境に合わせて、接続先を調整する場面に使えます。
Claude・Anthropic の対応する機能
比較の単位となる業務: コーディングエージェント CLI を Google Cloud Vertex AI 経由のモデルで利用する設定
対応する機能である Third-party providers (Bedrock / Vertex / Mantle) では、ログイン画面で「3rd-party platform」を選ぶと対話型の Google Vertex AI セットアップウィザードが使え、GCP 認証、プロジェクトとリージョンの設定、認証情報の確認、モデルの固定を順に案内します。/setup-vertex でもセットアップを行えます。
一方、Codex の Google Cloud Vertex AI provider は、config.toml に model_provider = "gcp" と [model_providers.gcp] の project_id・location を書いて設定します。どちらも Vertex AI 経由でモデルを使うための設定ですが、設定の進め方が対話型の案内か設定ファイルへの記述かという点が異なります。
これまでの変更
Codex CLI 0.166.0 で、GPT-6.1 Terra が Vertex AI のモデルカタログに追加されました。
Codex CLI 0.165.0 で、組み込みの Google Cloud Vertex AI プロバイダーが追加されました。
model_provider = "gcp"で設定します。