できること
プロンプトの繰り返し実行
セッションを開いている間、指定したプロンプトを繰り返し実行できます。/loop 20m /review-pr 1234 のようにスキルを渡し、毎回そのスキルを実行し直すこともできます。
間隔の固定と自動調整
30m や every 2 hours のように間隔を指定すると固定の周期で実行します。間隔を省略すると、Claude が観察した状況に応じて 1 分から 1 時間の間で次の待ち時間を選びます。
既定の保守プロンプト
プロンプトを省略すると、未完了の作業の継続、現在のブランチのプルリクエストへの対応、ほかに何も無いときの整理作業を行う組み込みの保守プロンプトで動きます。この既定プロンプトは loop.md で置き換えられます。
機能解説
概要
実行間隔とプロンプトはどちらも省略でき、何を指定するかでループの動き方が変わります。デプロイの完了確認やプルリクエストの見直しなど、一定の間隔で状況を確かめる作業に関わる機能です。
/loop は、セッションが開いている間にプロンプトを繰り返し実行する同梱スキルです。実行間隔とプロンプトはどちらも省略でき、指定の有無でループの動き方が決まります。
- 間隔は、プロンプトの前に
30mのような単独の語として置くか、後ろにevery 2 hoursのような句として付けます。単位はs(秒)・m(分)・h(時間)・d(日) です。 - cron の粒度は 1 分のため、秒は分単位に切り上げます。
7mや90mのように cron の刻みに合わない間隔は、近い刻みに丸め、どの間隔にしたかを Claude が伝えます。 - プロンプトにはスキルも渡せます。ただし、定期実行で動くのは Claude が自分の判断で呼び出してよいスキルだけです。
/permissions・/model・/clearなどの組み込みコマンドは実行されず、ただのテキストとして Claude に渡ります。
間隔を Claude に任せる場合
間隔を省略すると、Claude は各回の終わりに、観察した状況をもとに 1 分から 1 時間の間で次の待ち時間を選びます。ビルドの完了待ちやプルリクエストが動いている間は短く、保留中のものが無いときは長く待ちます。選んだ待ち時間とその理由は、各回の終わりに表示されます。
- Monitor ツールが使えるセッションでは、動的なスケジュールを頼んだときに Claude がこのツールを直接使う場合があります。
- 動的に組まれたループも、ほかのタスクと同じくスケジュール済みタスクの一覧に載り、同じ方法で一覧表示やキャンセルができます。
- この自己ペースのモードでは、タスクが終わった時点で Claude が ScheduleWakeup ツールを
stop: trueで呼び、自らループを終了できます。 - ある回が次の予約も停止もせずに終わった場合は、約 20 分後に 1 回だけ予備のウェイクアップを入れ、その回でも次の予約が無ければループを終了します。
自己ペースのループは、次の回を待っている間に Esc を押すと止まります。Claude が待機中のときは Ctrl+C でも止められます (アタッチしたバックグラウンドセッションを除きます)。止まると Pending wakeup cancelled の通知が出ます。
既定のプロンプトと loop.md
プロンプトを付けない /loop は、組み込みの保守プロンプトを動的に選んだ間隔で実行します。/loop 15m のように間隔を付けると、同じ保守プロンプトを固定の周期で実行します。
保守プロンプトのもとでは、Claude は範囲外の新しい作業を始めません。プッシュや削除のような取り消せない操作は、会話の記録の中ですでに認められた作業の続きである場合だけ進めます。
既定のプロンプトは loop.md で置き換えられます。
- 置き場所は
.claude/loop.md(プロジェクト単位、こちらが優先) または~/.claude/loop.md(ユーザー単位) です。 - 中身は決まった構造の無い Markdown で、
/loopのプロンプトを直接打ち込むつもりで書きます。 loop.mdが定めるのは引数なしの/loop用の既定プロンプト 1 つで、別々の定期タスクの一覧ではありません。コマンドラインでプロンプトを指定したときは使われません。- 編集は次の回から反映されるため、ループの実行中に指示を手直しできます。
バックグラウンドとリモートでの注意
- アタッチしたバックグラウンドセッションで Claude が待機中のとき、空のプロンプトで
Ctrl+Cを 2 回押すとデタッチでき、次の回を待っている自己ペースのループはそのまま動き続けます。ループを止めるにはEscを押します。 - スケジュールされたウェイクアップを待つバックグラウンドセッションは、アップデート時やメモリ不足時にも実行したまま残します。再起動や終了によって、ウェイクアップが通知されないまま失われるのを避けるための扱いです。
- リモートセッションでは、保留中のループがコンテナを維持しません。そのため、リモートセッションでは
/loopの案内を出していません。 - クラウドセッションでコンテナの再起動により保留中の
/loopウェイクアップやスケジュール済みタスクが失われた場合、Claude には知らされず、セッションはスリープのままになります。
提供状況の注意
自己ペースの動的モードと、プロンプトなしの自律的な既定動作は、Bedrock・Vertex・Foundry を含めて常に使えます。対象となるプランは、公式のリリースノートには記載がありません。
使い方
ここでは、固定の間隔でプロンプトを実行し、止めるまでの流れを示します。
/loopに続けて間隔とプロンプトを入力して実行します。例:/loop 5m check if the deployment finished and tell me what happened- Claude が間隔を cron 式に変換してジョブを登録し、実行の周期とジョブ ID を示します。
- 止めるときは、
cancel the deploy check loopのように Claude にキャンセルを頼みます。固定間隔のループはEscやCtrl+Cでは止まりません。
利用シーン
デプロイの完了を一定間隔で確かめ、結果を報告させる場面に向いています。
/review-pr のようなスキルを渡し、特定のプルリクエストの見直しを周期的に繰り返す場面に使えます。
作業中のブランチについて、未完了の作業の継続やプルリクエストへの対応を保守プロンプトに任せる場面に向いています。
ビルドの進み具合のように待ち時間が読みにくい確認を、間隔を Claude に任せて続ける場面に使えます。
ChatGPT・OpenAI の対応する機能
比較の単位となる業務: コーディングエージェントによるタスクの定期・自律的な繰り返し実行
Thread automations は、会話の文脈を保ったまま、スケジュールに従って同じスレッドを再開させる機能で、長時間かかる処理の確認や更新の監視に使えます。/loop は、開いているセッションの中で、固定の間隔か Claude が選ぶ間隔でプロンプトを繰り返し実行します。
ChatGPT の Scheduled tasks は、Gmail・Slack・GitHub で対応するイベントが起きたときに実行でき、イベントで起動するタスクには時間ベースのスケジュールを併用できません。/loop は、指定した間隔を cron 式に変換して実行するか、各回の終わりに次の待ち時間を選ぶ、時間を軸にした仕組みです。
Goals の Goal mode は、特定の目標に向けて数時間から数日にわたって作業を進めさせる機能です。/loop の自己ペースのモードでは、タスクが終わった時点で Claude が自らループを終了できます。
これまでの変更
アタッチしたバックグラウンドセッションの待機中プロンプトで
Ctrl+Cを押しても保留中のウェイクアップを残すように変わりました。あわせて、ウェイクアップを待つバックグラウンドセッションをアップデートやメモリ不足時にも実行したまま残すようになりました。また、コンテナ再起動でウェイクアップが失われたクラウドセッションに関する 2.1.290 の修正を取り消しました。保留中のループがコンテナを維持しないリモートセッションで、
/loopの案内をやめました。/loopでEscを押すと保留中のウェイクアップを取り消すようになり、ウェイクアップは「Claude resuming /loop wakeup」と表示されるようになりました。/proactiveが/loopのエイリアスになりました。