できること
サイト提供の操作を使う
ChatGPT Work と Codex は、内蔵ブラウザで開いたページがサイトツールを提供している場合、それを見つけて使えます。ツールはページ訪問時に見つかるため、別の MCP サーバーのインストールや接続の設定は不要です。
同じ画面を共有して作業
利用者とエージェントは、同じ表示中のページとサインイン済みのセッションで作業できます。キャンバスの編集やダッシュボードの探索など、両者が同じものを見る必要がある作業に向いています。
自社サイトに WebMCP を追加
作業中のウェブアプリや Site に WebMCP 対応を追加するよう Codex に依頼できます。ツールは JavaScript で登録するか、HTML フォームに WebMCP の属性を加えて登録します。
機能解説
概要
WebMCP では、ウェブサイトが人の使う画面と並べて、便利な操作を AI エージェントに直接提供できます。ChatGPT デスクトップアプリの内蔵ブラウザでは、ChatGPT Work と Codex が、ページの提供するサイトツールを見つけて使い、ページを操作できます。利用者とエージェントは、同じ表示中のページとサインイン済みのセッションで作業します。
WebMCP では、ウェブサイトが自らの機能を、あらかじめ定義したツールの集まりとしてエージェントに提供します。エージェントはページを訪れたときにそのツールを見つけます。
- サイトツールを使うには、対応するモデルと、ツールを提供するページが必要です。ブラウザの設定とサイトの権限はそのまま適用されます。
- ツールは、それを提供するページに属します。ページを閉じたり別のページへ移動したりすると、そのツールが使えなくなる場合があります。
- 適したツールが無い場合も、エージェントが通常のブラウザ機能を使える場合があります。
- ブラウザは、ウェブサイトが要求を実行する前に各要求を確認します。エージェントはページを調べて、何が変わったかを確認できます。
- ChatGPT Learn と OpenAI Developers は、ドキュメントを探して読むためのサイトツールを提供しています。
自分のサイトに WebMCP を追加する
作業中のウェブアプリや Site に WebMCP 対応を追加する方法は 2 通りあります。
- Codex に依頼する: エージェントに何をさせたいかを説明し、アプリケーションの既存のロジックと権限を再利用するよう Codex に依頼します。
- 自分でコードを書く: ページの JavaScript モジュールでブラウザの対応状況を確認し、ツールを登録します。引数を受け取るツールでは、引数を入力スキーマに記述し、
executeハンドラーでその引数を使ってアプリケーションの既存のロジックを呼び出します。
ツールは JavaScript で登録するほか、HTML フォームに WebMCP の属性を加えて登録することもできます。内蔵ブラウザは、トップレベルのページに加え、同一オリジンとクロスオリジンの iframe にあるツールも見つけられます。各フレームはセキュアコンテキストである必要があります。エージェントに見つけさせる目的では、exposedTo を省略できます。
提供状況の注意
サイトツールは、デスクトップアプリの内蔵ブラウザで ChatGPT Work と Codex が使う機能です。利用には GPT-5.6 Sol または GPT-5.6 Terra を使い、デスクトップアプリを最新版に更新する必要があります。GPT-5.6 Luna では使えず、Enterprise および Edu ワークスペースでも使えません。提供状況は、展開の状況とワークスペースの設定によって異なります。
管理者・導入時に確認したい点
- 利用者のアカウント、または管理されたワークスペースのブラウザポリシーで、アクセスを許可できます。ブラウザの設定とサイトの権限はそのまま適用されます。
- 内蔵ブラウザでは、ツールの呼び出しごとに、実行前の安全性の確認が入ります。通常のウェブサイトへのアクセスと確認のポリシーもそのまま適用されます。
- ブラウザは、各呼び出しを、その呼び出し元のページとツールの登録に結び付けます。
- ウェブサイトが提供するツールの定義と結果は、信頼できないコンテンツとして扱われます。
- Settings > Browser > Permissions (設定 > ブラウザ > 権限) で、Enable site tools (サイトツールを有効にする) をオフにできます。
使い方
GPT-5.6 Sol または GPT-5.6 Terra を使い、デスクトップアプリを最新版に更新したうえで使います。
- 内蔵ブラウザでウェブサイトを開き、ChatGPT Work または Codex に作業の手伝いを依頼します。ページがサイトツールを提供している場合、エージェントは表示中のサイトで関連する操作を見つけて使えます。
- ブラウザのアドレスバーで Site tools (サイトツール) を選ぶと、そのウェブサイトが提供するものを確認できます。
- Available site tools (利用可能なサイトツール) を選び、個々のツールの内容を確認します。
- 最近の利用履歴がある場合は、Recently used (最近使用) を選んで Sources (ソース) を開き、ツールの呼び出しを確認します。
利用シーン
キャンバスを編集する作業で、利用者とエージェントが同じ画面を見ながら進める場面に向いています。
ダッシュボードを探索する作業で、同じ表示中のページとサインイン済みのセッションを共有する場面に向いています。
ChatGPT Learn や OpenAI Developers で、ドキュメントを探して読む場面に使えます。
自社のウェブアプリに、エージェント向けの操作を既存のロジックと権限を再利用して用意する場面に使えます。
Claude・Anthropic の対応する機能
比較の単位となる業務: 内蔵ブラウザでのサイト提供ツールを使ったウェブページ操作
browser use tool (browser_toolset_20260801) は、アプリケーション側がホストするブラウザを操作するクライアントツールセットです。ブラウザのビューポート内で、アクセシビリティツリー・要素・フォーム・タブといったページそのものを読み取り、スクリーンショットとクリックによる操作に要素参照やフォーム入力などを加えます。Site tools (WebMCP) は、ウェブサイトの側があらかじめ定義したツールを提供し、ChatGPT デスクトップアプリの内蔵ブラウザでエージェントがそれを見つけて使う仕組みです。適したツールが無い場合は、エージェントが通常のブラウザ機能を使える場合があります。
MCP servers (MCP サーバー) は、MCP サーバーの設定 (例: alwaysLoad オプション) を通じて、サーバーごとにツールの読み込み方を設定します。Site tools (WebMCP) では、ツールはエージェントがページを訪れたときに見つかるため、別の MCP サーバーのインストールや接続の設定は不要です。