できること
外部ツールへの接続
MCP を通じて、ツール、データベース、API などの外部のシステムに Claude Code を接続できます。接続後は、Claude がそのシステムを直接読み取り、操作します。
チームで設定を共有
MCP サーバーは local・project・user の 3 つのスコープで設定でき、プロジェクトスコープの設定はプロジェクト直下の .mcp.json に保存されます。このファイルをバージョン管理に含めると、チーム全員が同じ MCP ツールを使えます。
OAuth 2.0 で認証
認証が必要なリモートの MCP サーバーには、OAuth 2.0 で接続できます。claude mcp login <name> を使うと、/mcp パネルを開かずにシェルから OAuth の流れを実行できます。
機能解説
概要
MCP サーバーを接続すると、Claude Code は手元のツール、データベース、API にアクセスできます。Claude は貼り付けられた内容をもとに作業するのではなく、接続先のシステムを直接読み取り、操作します。
サーバーの追加と管理
接続先の種類によって、追加の方法が分かれます。
- リモートの MCP サーバーへの接続は、HTTP サーバーが推奨の方法です。
- stdio サーバーは手元のマシンでローカルのプロセスとして動き、システムへの直接のアクセスや独自のスクリプトを必要とするツールに向いています。
- WebSocket サーバーは
.mcp.jsonかclaude mcp add-jsonで設定します。 - Anthropic Directory に載っているリモートサーバーは、Claude Code と同じ MCP の基盤を使うため、
claude mcp addで追加できます。 - プラグインは MCP サーバーを同梱でき、プラグインを有効にすると Claude Code がその MCP サーバーを自動で起動します。
追加したサーバーは、Claude Code 内の /mcp などで管理し、状態を確認できます。claude mcp list は各サーバーの横に ✔ Connected・! Needs authentication・✘ Failed to connect などの状態を表示します。/mcp パネルでサーバーをオフに切り替えると、設定を残したまま接続を止められます。VS Code 拡張では、MCP servers ダイアログの Add server (サーバー追加) フォームと Remove (削除) 操作で、IDE を離れずにサーバーを追加・削除できます。
また、Claude Code 自体を stdio の MCP サーバーとして動かし、他のアプリケーションから接続させることもできます。
認証
クラウド型の MCP サーバーの多くは認証を必要とし、Claude Code は OAuth 2.0 に対応しています。/mcp から認証するほか、claude mcp login <name> と claude mcp logout <name> で、対話型の /mcp メニューを開かずに CLI から認証を扱えます。
Kerberos、短時間で失効するトークン、社内 SSO など、接続時にヘッダーを生成する必要がある認証には、サーバーの headersHelper にコマンドを設定します。
ヘッドレス環境では、MCP OAuth はブラウザのポップアップを省き、URL を貼り付けるプロンプトに直接進みます。ツール呼び出しの途中でサーバーが追加の OAuth スコープを求めた場合は、再認証を促すプロンプトが表示されます。
ツールとリソースの扱い
- ツール検索 (tool search) は、ツールの定義を Claude が必要とするまで読み込まず、セッション開始時にはツール名とサーバーの指示だけを読み込みます。これにより MCP によるコンテキストの使用量を低く抑えます。サーバー設定の
alwaysLoadを true にすると、そのサーバーの全ツールは遅延読み込みを経ずに常に利用可能です。 - 対話型のターミナルセッションでは、接続中のサーバーのツール一覧が変わったという通知を受けると、Claude Code は再接続しなくても更新後の一覧を取得します。
- メインの会話で 2 分を過ぎても実行中の MCP ツール呼び出しは、セッションを止めずにバックグラウンドのタスクに移ります。閾値の変更や無効化は
CLAUDE_CODE_MCP_AUTO_BACKGROUND_MSで行います。 - MCP サーバーが公開するリソースは、ファイルと同じように @ メンションで参照できます。プロンプトに
@を入力すると、接続中の全サーバーのリソースがファイルと並んで補完メニューに表示されます。 - サーバーが自力で得られない情報を作業の途中で求める場合 (elicitation)、Claude Code はターミナルに対話型のダイアログを表示し、回答をサーバーに返します。
管理者・導入時に確認したい点
- 対話セッションでは、
.mcp.jsonのプロジェクトスコープのサーバーを使う前に、セキュリティ上の理由から Claude Code が承認を求めます。 .mcp.jsonでは環境変数の展開が使えます。マシンごとのパスや API キーのような機密の値を分けたまま、チームで設定を共有できます。- 管理設定
managedMcpServersで、組織が HTTP/SSE の MCP サーバーを全ユーザーに提供できます。エントリの形は.mcp.jsonと同じで、実行するコマンドを指定したエントリはスキップされます。 - claude.ai アカウントで Claude Code にログインしている場合、claude.ai で追加したコネクタ (MCP サーバー) が Claude Code でも自動で使えます。Claude Code が取得する claude.ai コネクタは、設定で無効にできます。また、ANTHROPIC_API_KEY・apiKeyHelper・ANTHROPIC_AUTH_TOKEN のいずれかを設定している場合は、Claude.ai へのログインがあっても claude.ai MCP コネクタは無効です。
- Claude Code で設定した MCP サーバーは、クラウドのルーティンに添付できません。
- MCP の接続と OAuth のデバッグ・エラーログでは、サーバーの URL やリクエストヘッダーに含まれる認証情報が伏せ字になります。
- 対象となるプランは、公式のリリースノートには記載がありません。
使い方
あらかじめ用意した OAuth アプリの資格情報を使って、リモートの MCP サーバーを追加し認証する流れです。
- 接続したいサーバーの開発者向けポータルで OAuth アプリを作成し、client ID と client secret を控えます。
claude mcp addでサーバーを追加します。--client-idでアプリの client ID を渡し、--client-secretを付けると secret の入力を伏せ字で求められます。- Claude Code で
/mcpを実行し、ブラウザでのログインの流れに従います。
利用シーン
社内のデータベースや API に Claude Code を接続し、貼り付けではなく接続先のデータを直接読み取りながら開発作業を進める場面に使えます。
.mcp.json をバージョン管理に含めて、チームの開発者が同じ MCP ツールを使う環境をそろえる場面に向いています。
MCP サーバーをチャネルとして使い、Telegram のメッセージ、Discord のチャット、webhook のイベントをセッションに流し込んで、不在の間の出来事に Claude が反応する場面に使えます。
DB スキーマのような大きなツール結果を、_meta["anthropic/maxResultSizeChars"] で保持サイズを上書きして切り詰めずに渡す場面に使えます。
ChatGPT・OpenAI の対応する機能
比較の単位となる業務: コーディングエージェントへの MCP サーバー接続と外部ツール連携の設定・管理
ツールの読み込み方について、Claude Code ではツール検索によりツールの定義を必要になるまで読み込まず、セッション開始時にはツール名とサーバーの指示だけを読み込みます。サーバー設定の alwaysLoad を true にすると、そのサーバーのツールは遅延読み込みを経ずに常に利用可能です。Codex の MCP サーバー接続でも、対応している場合は MCP ツールが既定でツール検索を使います。
利用時の承認について、Claude Code は対話セッションで .mcp.json のプロジェクトスコープのサーバーを使う前に承認を求めます。Codex 側では、カスタム MCP 承認パネルに「Don’t ask again」の処理が加わったほか、宣言された読み取り専用のアクションは許可し、書き込みには確認を求める writes アプリ承認モードがあります。
これまでの変更
ツール呼び出し中にサーバーが追加の OAuth スコープを求めた場合の再認証プロンプトが追加されました。
2026-07-28 プロトコルの接続で URL モードの elicitation が追加され、サーバーが Claude Code にブラウザベースのフローを開くよう依頼できます。
VS Code 拡張の MCP servers ダイアログにサーバーの追加と削除の操作が加わりました。管理設定
managedMcpServersが追加され、接続と OAuth のログで認証情報が伏せ字になりました。/scheduleが、Claude Code で設定した MCP サーバーをクラウドのルーティンに添付できないことを説明するようになりました。2 分以上かかる MCP ツール呼び出しが自動でバックグラウンドに移る動作が加わりました。
claude mcp login <name>とclaude mcp logout <name>が追加されました。MCP OAuth の検出とトークン要求は、一時的なネットワークエラーの後に 1 回再試行されます。/mcpは、一度もサインインしていない claude.ai コネクタを「Show unused connectors」行の後ろに折りたたんで表示するようになりました。リモート MCP サーバーの一時的な障害時の再接続リトライが、すべてのユーザーで有効になりました。API キーなどを設定している場合に claude.ai MCP コネクタが無効になる扱いも加わりました。
/mcpが接続済みサーバーのツール数を表示し、ツール 0 個で接続したサーバーに印を付けるようになりました。workspaceは予約済みのサーバー名になり、その名前の既存サーバーは警告付きでスキップされます。サーバー設定に
alwaysLoadが追加されました。起動時に一時的なエラーが起きたサーバーは最大 3 回自動で再試行されます。エージェントのフロントマターの
mcpServersが--agentによるメインスレッドのエージェントセッションでも読み込まれるようになり、フックからtype: "mcp_tool"で MCP ツールを直接呼び出せるようになりました。/doctorが、同じ MCP サーバーが複数の設定スコープで異なるエンドポイントで定義されている場合に警告するようになりました。MCP ツールの結果の保持サイズを
_meta["anthropic/maxResultSizeChars"]アノテーションで最大 500K まで上書きする仕組みが追加されました。-pモード向けにMCP_CONNECTION_NONBLOCKING=trueが加わり、--mcp-configのサーバー接続は 5 秒で打ち切られる形になりました。
出典
出典 17 件を表示
- ChatGPT・Codex のリリースノート (2026-04-01)
- Claude Code のリリース (2026-04-04)
- Claude Code のリリース (2026-04-18)
- Claude Code のリリース (2026-04-23)
- Claude Code のリリース (2026-05-01)
- Claude Code のリリース (2026-05-09)
- Claude Code のリリース (2026-05-15)
- Claude Code のリリース (2026-06-06)
- ChatGPT・Codex のリリースノート (2026-06-25)
- Claude Code のリリース (2026-06-26)
- ChatGPT・Codex のリリースノート (2026-07-09)
- Claude Code のリリース (2026-07-19)
- Claude Code のリリース (2026-08-28)
- Claude Code のリリース (2026-09-06)
- Claude Code のリリース (2026-09-25)
- Claude Code のリリース (2026-10-03)
- 公式ヘルプ