OpenAI APIOpenAI の機能

FEATURE

Hard spend limits (支出の上限設定)

Hard spend limits は、OpenAI API プラットフォームで、組織または個別のプロジェクトに支出の上限を設け、追跡された支出が設定額に達した後のトラフィックを止める機能です。

提供中公式発表と照合済み
初出2026年7月22日
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提供状態提供中
公式の記載で確認できた環境公式に記載なし
提供を確認できたプラン公式に記載なし
目次 CONTENTS
  1. できること
  2. 機能解説
  3. 使い方
  4. 利用シーン
  5. Claude・Anthropic の対応する機能
  6. これまでの変更
  7. 関連する機能
  8. 出典
CAN DO

できること

POINT 01

月間の支出に上限

組織全体または個別のプロジェクトに、月間の支出上限を設定できます。組織の上限は組織内の全プロジェクトの API トラフィックに、プロジェクトの上限はそのプロジェクトに請求される API トラフィックだけに適用されます。

POINT 02

上限到達で停止

追跡された支出が上限に達すると、対象の API リクエストは 429 エラーを返します。エラーのコードは organization_spend_limit_exceeded または project_spend_limit_exceeded です。

POINT 03

サービスティアの制限

Platform の設定で、プロジェクトが使えるサービスティアを選べます。組織の設定では、全プロジェクトのサービスティアを制限できます。

GUIDE

機能解説

概要

上限に達すると、対象の API リクエストは 429 エラーを返します。API の利用料金に月ごとの上限を設け、超過したときにリクエストを止める運用に関わる機能です。

Hard spend limits は、追跡された支出が設定額に達した後の API トラフィックを止めるための上限設定です。組織単位と個別のプロジェクト単位で設定できます。

  • 組織の上限: 組織内のすべてのプロジェクトの API トラフィックに適用されます。
  • プロジェクトの上限: そのプロジェクトに請求される API トラフィックだけに適用されます。

上限に達すると、対象の API リクエストは 429 エラーを返し、エラーのコードは organization_spend_limit_exceeded または project_spend_limit_exceeded になります。なお、利用ティアに基づいて OpenAI が承認する利用上限は、自分で設定する支出上限とは別のものです。

上限到達時の動作と復旧

上限の適用は即時ではありません。上限の状態が反映されるまでの間に少量の追加の利用が処理される場合があり、記録される支出が設定額をわずかに超える場合があります。

リクエストが止まったときは、error.code を確認します。このコードで、組織の支出上限・プロジェクトの支出上限・OpenAI が割り当てた利用上限のどれに達したのか、あるいは組織の前払いクレジットが尽きたのかを見分けられます。

organization_spend_limit_exceeded または project_spend_limit_exceeded の場合は、現在の利用状況と設定した支出上限を比べます。月次のリセットより前にトラフィックを再開する必要があれば、到達した上限を引き上げるか削除します。変更が反映された後にトラフィックが再開します。変更しない場合、上限は次の月次サイクルでリセットされます。

支出アラートとの使い分け

支出アラートは上限を強制しません。ハードな支出上限を追加しても支出アラートは有効なままなので、上限によってトラフィックが止まる前に通知を受け取る用途に使えます。止める仕組みとしてハードな上限を、事前に知る仕組みとして支出アラートを、それぞれ設定できます。

管理者・導入時に確認したい点

  • 支出上限の設定には、対象となる組織またはプロジェクトの設定を管理する権限が必要です。
  • 上限の適用は即時ではないため、記録される支出が設定額をわずかに超える場合があります。
  • 利用ティアに基づく OpenAI 承認の利用上限は、設定する支出上限とは別に存在します。
  • サービスティアは、組織の設定で全プロジェクトに対して制限できます。
  • 対象となるプランについては、公式のリリースノートには記載がありません。
HOW TO USE

使い方

ここでは、組織に上限を設定する流れを示します。

  1. Organization limits (組織の上限) の画面を開きます。
  2. Spend (支出) の欄で Edit spend limit (支出上限の編集) を選びます。
  3. Monthly spend limit (月間の支出上限) に金額を入力します。
  4. 組織が上限に達した後に API の応答を失敗させるには、Enforce a hard limit (ハードリミットを適用) をオンにします。
  5. Save (保存) を選びます。
公式ヘルプを開く ↗
USE CASES

利用シーン

CASE 01

開発や検証用のプロジェクトにプロジェクト単位の上限を設け、そのプロジェクトの支出だけを月ごとに区切る場面に向いています。

CASE 02

組織全体の API 利用料金に月間の上限を設け、上限を超えた後のリクエストを止める運用に使えます。

CASE 03

支出アラートと組み合わせ、トラフィックが止まる前に担当者へ通知を届ける運用に使えます。

CASE 04

組織の設定でサービスティアを制限し、各プロジェクトが使えるサービスティアをそろえる場面に向いています。

COMPARISON

Claude・Anthropic の対応する機能

比較の単位となる業務: API 利用料金の月間上限設定と超過時のリクエスト停止

Hard spend limits は、OpenAI API の組織またはプロジェクトに月間の上限を設け、上限に達したリクエストに 429 エラーと organization_spend_limit_exceeded または project_spend_limit_exceeded のコードを返します。

Claude apps gateway (Claude アプリゲートウェイ) では、Claude Code の利用警告がゲートウェイの支出上限に対応しています。上限に達したときのメッセージには、上限額・リセット時刻・運用者のメッセージが表示されます (ゲートウェイ側も 2.1.225 が必要です)。また、Anthropic アップストリームでは、オプトインの forward_user_identity 設定を使うと、サインインしたユーザーの ID がヘッダーとして送信され、ゲートウェイの背後のプロキシがユーザーごとに支出を帰属できます。

TIMELINE

これまでの変更

  1. Platform の設定で、プロジェクトが使えるサービスティアを選べるようになりました。組織の設定では、全プロジェクトのサービスティアを制限できます。

  2. OpenAI API プラットフォームで、組織とプロジェクトに対するハードな支出上限が追加されました。月間の上限を設定でき、追跡された支出が上限に達すると対象の API リクエストは 429 エラーを返します。トラフィックが止まる前の通知には支出アラートを使います。

SOURCES

出典

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