できること
レート制限の照会
組織とワークスペースに設定されたレート制限を、プログラムから照会できます。内容は Claude Console の Rate limits ページと同じ情報です。
モデル単位の絞り込み
組織のエンドポイントでは、model クエリパラメータにモデル ID またはエイリアスを渡すと、そのモデルを含む項目だけを取得できます。
ワークスペース制限の設定
ワークスペースのレート制限を、レート制限グループごとに API から設定・解除できます。
機能解説
概要
取得できる情報は、Claude Console の Rate limits (レート制限) ページに表示される情報と同じです。ワークスペースについては、レート制限の設定と解除にも使えます。この API は 2026 年 4 月 24 日にリリースされました。
Rate Limits API には、組織用とワークスペース用のエンドポイントがあります。
/v1/organizations/rate_limits:Messages API とその関連リソースについて、組織レベルで適用されているレート制限を返します。Claude Managed Agents など、ほかの製品の制限は含まれません。/v1/organizations/workspaces/{workspace_id}/rate_limits:1 つのワークスペースに設定されたレート制限の上書き値を返します。
model_group の項目では、models フィールドに、そのグループの制限に数えられるすべてのモデル ID とエイリアスが並びます。グループの id は、どの組織でも、どのワークスペースの上書きでも同じで、変わることはありません。
照会時の絞り込みとページ送り
modelクエリパラメータ:モデル ID またはエイリアスを渡すと、そのモデルを含む項目だけを返します。組織のエンドポイントだけで使えます。include_inherited=true:ワークスペースのエンドポイントに付けると、組織から継承した値も含めて、そのワークスペースに適用される制限を 1 回のリクエストで取得できます。group_typeクエリパラメータ:2 つの一覧エンドポイントのどちらでも、応答を 1 つのカテゴリに絞り込めます。limitとpageクエリパラメータ:2 つの一覧エンドポイントのどちらでもページ送りに使え、応答にはnext_pageフィールドが含まれます。
どちらの一覧エンドポイントも、Token Counting API、Files API、Skills API の制限は返しません。
ワークスペース制限を設定するときの注意
- 組織の制限より大きい値をワークスペースに設定した場合、その値は保存されますが、実際には 2 つのうち小さいほうが適用されます。
- 変更は約 1 時間以内に反映されます。反映されるまでは、以前の値でリクエストが制限されます。
- Claude Platform on AWS では、ワークスペースのレート制限の設定は使えません。
- 組織レベルのレート制限は、この API では更新できません。
ワークスペースの制限は Claude Console からも設定できます。Rate limits (レート制限) ページで Workspace (ワークスペース) のドロップダウンメニューから対象のワークスペースを選び、モデルの横にある Edit (編集) をクリックします。
管理者・導入時に確認したい点
これらのエンドポイントの利用には Admin API の認証情報が必要です。使えるのは、Admin API key、org:admin スコープを持つ OAuth トークン、またはワークスペースにスコープされていない個人用・サービスアカウント用のキーです。ワークスペースの API キーでは利用できません。
使い方
API でワークスペースのレート制限を設定・解除する流れです。
- 1 つのレート制限グループについてワークスペースのレート制限を設定または解除するには、
/v1/organizations/workspaces/{workspace_id}/rate_limits/{rate_limit_id}にPOSTリクエストを送ります。 - リクエストボディには、
{type, value}の項目を並べたlimits配列を指定します。valueに 0 以上の整数を指定すると上書き値が設定され、nullを指定すると解除されます。
利用シーン
組織とワークスペースのレート制限を、Claude Console を開かずにスクリプトから確認する場面に使えます。
特定のモデルがどのレート制限グループに数えられるかを調べる場面に向いています。
ワークスペースに実際に適用される制限を、組織から継承した値も含めて確認する場面に使えます。
ワークスペースごとのレート制限の上書き値を、API から設定・解除する場面に使えます。
ChatGPT・OpenAI の対応する機能
比較の単位となる業務: 組織・ワークスペースのレート制限設定のプログラムによる照会
Rate Limits API が扱うのは、組織とワークスペースに設定されたレート制限です。照会に加えて、ワークスペースのレート制限の設定と解除にも使えます。
OpenAI API プラットフォームの Hard spend limits (支出の上限設定) は、組織とプロジェクトに対して月間の支出上限を設定する機能です。追跡された支出が上限に達すると、対象の API リクエストは 429 エラーを返します。制限の対象が、Rate Limits API ではレート制限、Hard spend limits では支出額という点が異なります。