できること
設定を束ねて保持
モデルの選択・指示・ツールの宣言をひとまとめにした、永続的な API オブジェクト (アシスタント) を作成できました。作成と管理は、すべて API で行う仕組みでした。
会話をサーバー側に保存
スレッドはメッセージを集めたもので、サーバー側に保存されました。スレッドに保存できるのはメッセージだけでした。
非同期のランで実行
ランは、スレッドに対して実行される非同期の処理でした。
機能解説
概要
会話はサーバー側に保存されるスレッドに入り、ランと呼ぶ非同期の処理がそのスレッドに対して実行されました。移行先は Responses API と Conversations API です。この記事では、仕組みの要点と移行の手順をまとめます。
Assistants API には、次のものがありました。
- アシスタント: モデルの選択・指示・ツールの宣言を束ねた、永続的な API オブジェクトです。作成から管理まで、すべて API で行いました。
- スレッド: メッセージを集めたもので、サーバー側に保存されました。保存できるのはメッセージだけでした。
- ラン: スレッドに対して実行される非同期の処理です。
Assistants API は 2026 年 8 月 26 日に提供を終了しました。移行先は Responses API と Conversations API で、移行ガイドが用意されています。
アシスタントをプロンプトへ置き換える流れ
アシスタント単位で置き換える場合の流れは次のとおりです。
- 既存の各アシスタントについて、指示とツールの組み合わせ (instruction + tool bundle) を確認します。
- ダッシュボードで、その組み合わせを名前付きのプロンプトとして作り直します。
- プロンプト ID (またはエクスポートした仕様) をソース管理に保存し、アプリケーションのコードから固定の識別子で参照できるようにします。
- 展開の途中で A/B テストをするときは、プロンプト ID を差し替えます。アシスタントのオブジェクトをプログラムから作成・削除する必要はありません。
移行時に確認したい点
スレッドのメッセージを取得する Assistants API の呼び出しは、もう動作しません。過去の会話履歴を新しい仕組みへ引き継ぐには、アプリケーション側ですでに保存しているメッセージが必要です。自社のシステムで会話のメッセージを保存しているかどうかを、移行の前に確認しておくことが大切です。
使い方
Assistants API からは、移行ガイドに沿って Responses API と Conversations API へ移行します。ここでは既存の統合を移す流れを示します。
- アプリケーションの中で、重要なアシスタントのオブジェクトを洗い出します。
- ダッシュボードでそれらのアシスタントを探し、
Create prompt(プロンプトを作成) をクリックして、既存のアシスタントごとにプロンプトのオブジェクトを作ります。 - 新しいチャットは、Conversations API と Responses API で始めます。
- 過去の会話履歴を残すには、アプリケーション側ですでに保存しているメッセージを使います。スレッドのメッセージを取得する Assistants API の呼び出しは、もう動作しません。
利用シーン
アシスタントごとの指示とツールの設定を、名前付きのプロンプトとして整理し直す場面に使えます。
プロンプト ID をソース管理に置き、アプリケーションのコードから固定の識別子で参照する運用に向いています。
移行後の展開時に、プロンプト ID を差し替えて A/B テストを行う場面に使えます。
過去の会話履歴を引き継ぐときは、アプリケーション側で保存済みのメッセージを使う前提で移行計画を立てる場面に関わります。
Claude・Anthropic の対応する機能
比較の単位となる業務: API でのアシスタント構築 (提供終了、Responses API・Conversations API へ移行)
Assistants API と Claude Managed Agents は、どちらも API を通じて操作する仕組みです。Assistants API ではアシスタントの作成と管理をすべて API で行いました。Claude Managed Agents では、エージェントの作成、コンテナの設定、セッションの実行を API で行います。
Claude Managed Agents は、Claude を自律エージェントとして動かすフルマネージドのエージェントハーネスです。安全なサンドボックス、組み込みツール、サーバー送信イベントのストリーミングを備えています。2026 年 4 月 8 日にベータとして提供が始まり、すべてのエンドポイントで managed-agents-2026-04-01 ベータヘッダーが必要です。