できること
会話から記憶を作る
Claude はチャットをもとに、記憶を個別のトピックとして会話中に保存します。Claude が自分で保存するほか、「remember this」と伝えて特定の内容を直接保存させることもできます。
記憶の確認と修正
Claude が記憶している内容は Topics に一覧で表示され、各項目を編集・削除できます。チャットの中で、覚えること・変えること・忘れることを Claude に伝えて更新することもでき、更新は次の会話から反映されます。
プロジェクト別の記憶
プロジェクトごとに専用の記憶があります。プロジェクト内では、そのプロジェクトの記憶とプロジェクト外のチャットの記憶を使い、ほかのプロジェクトの記憶は使いません。
機能解説
概要
会話が終わった後に要約するのではなく、チャットの最中に個別のトピックとして保存します。記憶するのは、役割、プロジェクト、人や場所、コミュニケーションの好み、技術的な好みといった、日々の作業に役立つ文脈です。プロジェクトごとに別の記憶を持たせることもでき、チャットとクラウド上の Cowork の間で同じ記憶を使います。
Memory は、Claude がチャットをもとに記憶を生成する機能です。記憶は会話の終了後にまとめるのではなく、チャットの最中に個別のトピックとして保存されます。
記憶の対象は、Claude があなたと作業するのに役立つ日常的な文脈で、たとえば次のようなものです。
- 役割
- プロジェクト
- 人や場所
- コミュニケーションの好み
- 技術的な好み
チャットで Claude が記憶した内容は、クラウド上の Cowork にタスクを任せるときにも使われ、Cowork のタスクで出てきた内容はチャットにも引き継がれます。ある 1 つのトピックを修正すると、その変更は以降のすべての会話に反映されます。
有効化・停止と記憶の管理
アカウントでメモリを使うには、Settings (設定) > Your Claude (旧レイアウトでは Settings > Memory) を開き、Generate memory from chats (チャットからメモリを生成) をオンにします。
記憶の内容は、Settings > Your Claude で Your memory (あなたのメモリ) の横の「Manage」(管理) を選ぶと確認できます (旧レイアウトでは Settings > Memory)。Topics (トピック) で任意のトピックを選んで内容を読み、編集アイコンで変更するか、「Delete」(削除) で削除します。
メモリを無効にするときはトグルをクリックし、2 つの選択肢から選びます。
- Pause memory:既存の記憶は残りますが、Claude は記憶を使わず、新しい記憶も作りません。一時停止中の会話は、再びオンにしても記憶に追加されません。
- Reset memory:プロジェクトの記憶を含むすべての記憶を完全に削除します。この操作は取り消せません。
アカウントのメモリをオンにしたまま、1 つのチャットだけオフにすることもできます。この場合、そのチャットでは記憶を使わず、チャットの内容も記憶に保存されません。incognito chat (シークレットチャット) とは異なり、このチャットはチャット履歴に残り、ほかの会話から過去のチャットを検索するときに Claude が見つけることもできます。プロジェクト内でメモリをオフにして始めたチャットは、あなたの記憶もプロジェクトの記憶も使いません。Claude Mobile では、「+」から「Memory」スイッチをオフにしてシートを閉じます。最初のメッセージを送った後も、スイッチはロックされた状態で「+」メニューに表示されます。
incognito モードでは、Claude はチャットを記憶せず、Claude の記憶にもチャット履歴にも保存されません。
プロジェクトの記憶を完全に分けておきたい場合は、プロジェクトのページの Memory で「Use account memory」(アカウントのメモリを使用) をオフにします。
センシティブな情報の扱い
既定では、健康、人種、民族、宗教的信条、政治、性自認など、個人的・センシティブな内容に関するトピックは保存されません。これらを含めるには、Settings > Your Claude (旧レイアウトでは Settings > Memory) で Include sensitive topics in memory をオンにします。センシティブなトピックに触れたために Claude が初めて保存を見送ったとき、チャット内に一度だけ表示される通知からオンにすることもできます。
- オンにした後は、以降のセンシティブなトピックが保存されます。オンにする前の内容がさかのぼって保存されることはありません。
- センシティブなトピックを保存するたびに、メッセージ入力欄の上に通知が表示され、内容の確認や設定の変更ができます。
- 通知を断るか、後で設定をオフにすると、すでに保存されたセンシティブな項目は記憶から削除されます。
公的な身分証明書の番号、犯罪歴、金融口座の番号、在留資格などの情報は、依頼しても記憶に保存されません。また、Personal Finance で連携したアカウントをチャットで使った後は、そのチャットの内容を記憶に保存せず、後から検索もしない設計です。
管理者・導入時に確認したい点
- Owner と Primary Owner は、Organization settings (組織設定) > Capabilities (機能) で、組織全体のメモリをオン・オフできます。
- Owner が個別のユーザーに対してメモリをオンにすることはできません。
- Owner はユーザー個人の記憶を閲覧・編集できません。
- Owner が組織のメモリをオフにすると、全ユーザーの既存の記憶がただちに削除され、ユーザーはメモリの設定にアクセスできなくなります。
- 記憶のエントリは保存時に暗号化 (encryption at rest) されます。
- 会話を削除しても (保持期間による削除を含む)、その会話から生成された記憶は削除されません。メモリがオンの間は、個別の記憶を削除できます。
- すべての記憶データはデータのエクスポートに含まれます。ほかの AI アシスタントから記憶をインポートしたり、バックアップや移行のために Claude の記憶をエクスポートしたりすることもできます。
対象のプランは、公式のリリースノートには記載がありません。
使い方
Web と Claude Desktop で、1 つのチャットだけメモリをオフにする手順です。
- 新しいチャットを開始します。
- メッセージ入力欄の「+」をクリックします。
- 「Memory」(メモリ) をクリックして、このチャットでのメモリをオフにします。この操作は最初のメッセージを送る前に行う必要があり、チャット開始後は設定を変更できません。
- 最初のメッセージを送ります。送信後、チャットのタイトルの横に、線で消されたメモリのアイコンが表示されます。
利用シーン
自分の役割や担当プロジェクト、文章の好みを毎回説明せずに Claude とやり取りしたい場面に向いています。
案件ごとにプロジェクトを分け、ほかの案件の記憶を持ち込まずに作業したい場面に使えます。
チャットで共有した前提を、クラウド上の Cowork に任せるタスクでも使いたい場面に向いています。
一時的な相談や記憶に残したくない話題を扱うとき、そのチャットだけメモリをオフにする使い方ができます。
ChatGPT・OpenAI の対応する機能
比較の単位となる業務: 会話をまたいだユーザー情報の記憶と管理
Memory v2 (メモリ) は、有効にすると好み、繰り返しのワークフロー、技術スタック、リポジトリの慣習などを記憶します。Claude の Memory は、役割、プロジェクト、人や場所、コミュニケーションの好み、技術的な好みといった日常の文脈をチャットから記憶します。記憶の移行については、Claude の Memory はほかの AI アシスタントからの記憶のインポートと、バックアップや移行のためのエクスポートに対応し、Memory v2 側では /import で Cursor と Claude Code の project-scoped memories などを移行できます。
Computer History は macOS 版 ChatGPT デスクトップアプリのオプトイン機能で、アプリや Web サイトをまたいだ操作をメモリとタイムラインに変換します。記録対象の選択、収集の一時停止、履歴の確認・削除ができます。Claude の Memory はチャットを記憶の材料とし、Pause memory による一時停止と、Topics での確認・編集・削除ができます。
これまでの変更
メモリがチャットとクラウド上の Cowork をまたいで動作するようになりました。記憶している内容はすべて Settings > Memory の Topics に一覧表示され、各項目を編集・削除できます。健康や信条などのトピックは、Include sensitive topics in memory をオンにしない限り記憶に含まれません。
メモリが、会話中に Claude が読み取り・更新する、カテゴリ分けされた個別のエントリの集合として動作する形になり、以前の日次のメモリ要約に置き換わりました。