できること
利用量とコストの取得
組織の過去のトークン利用量とコストを取得できます。利用量のエンドポイントはトークン数とリクエスト数を、コストのエンドポイントは USD 建てのコストを返します。
軸ごとの内訳の集計
ワークスペース、API キー、モデル、service tier、リクエストを行った ID (ユーザーやサービスアカウントなど) の単位で、コストとトークン利用量を分けて集計できます。
上位の抽出と時系列化
トークン数、リクエスト数、コストで結果を並べ、利用の多い対象を見つけられます。結果を日次・時間単位・分単位の区切りに分けて、時系列にすることもできます。
機能解説
概要
モデル、ワークスペース、API キー、各リクエストの背後にいるユーザーやサービスアカウントなど、指定した軸ごとに内訳を出せます。利用量は GET /v1/organizations/analytics/usage がトークン数とリクエスト数を返し、コストは GET /v1/organizations/analytics/cost が USD 建ての金額を返します。社内のダッシュボードや財務レポートのために、利用状況をプログラムから集計する場面に関わる機能です。
Usage and Cost Analytics API は、/v1/organizations/analytics/usage と /v1/organizations/analytics/cost の 2 つのエンドポイントで構成されます。対象は Claude Console と Claude Enterprise の組織のトークン利用量とコストです。
GET /v1/organizations/analytics/usage: トークン数とリクエスト数を返します。GET /v1/organizations/analytics/cost: USD 建てのコストを返します。/usageエンドポイントと同じ絞り込み、軸、時間の区切りを指定できます。
結果の絞り込みとグループ化
- 内訳に使う軸は
group_by[]で指定します。指定できる軸は最大 5 つです。group_by[]に含めていない軸は、結果のgroupの中でnullになります。指定した軸でも、その軸の値を持たない行ではnullになります (例: コード実行の利用量におけるmodel)。 time_bucket_widthに1m、1h、1dのいずれかを設定すると、軸の組み合わせごとの結果を UTC の区切りで分割します。各行のstarting_atとending_atが、その区切りの範囲を示します。利用量やコストが無い区切りの行は出力されません。- 時系列を作るときは、
time_bucket_widthとorder_by=timeを設定します。 - グループ化できる軸の多くには、
models[]=claude-opus-5-5のような角括弧表記の絞り込みが用意されています。複数の値はパラメーターを繰り返して渡し、最大 100 個まで指定できます。同じ絞り込みの複数の値は OR で、異なる絞り込み同士は AND で組み合わされます。
actor 軸と利用者別の集計
actor 軸は、リクエストが誰に帰属するかを表します。帰属先は次のいずれかです。
- ユーザー
- サービスアカウント
- フェデレーションされたクラウド ID (クラウドプラットフォーム経由で Claude を利用する組織の、AWS または Google Cloud のプリンシパル)
- 上のどれにも当たらない場合は、API キーそのもの
Claude Code のユーザー別コストを取得するには、コストのエンドポイントに products[]=claude_code&group_by[]=actor を付けて呼び出します。
コストの値とデータの鮮度
コストのエンドポイントでは、各行の cost オブジェクトに次の値が入ります。
amount: 割引の適用後、クレジットの適用前のコストlist_amount: 定価でのコストcurrency: 常に"USD"requests
コストのエンドポイントに限り、group_by[]=cost_type で各行をコストの種類ごとに分割できます。group_by[]=token_type を指定すると、トークンのコストがトークンの種類ごとに分かれます。
すべてのレスポンスには data_refreshed_at のタイムスタンプが含まれます。この時刻より後の利用量は、欠けているか一部だけの状態です。
提供状況の注意
2026 年 10 月 29 日に、ベータとして提供が始まりました。利用には analytics-usage-cost-2026-08-24 ベータヘッダーが必要です。2 つのエンドポイントが報告する対象は、Claude Console と Claude Enterprise の組織のトークン利用量とコストです。対象プランや提供地域は、公式のリリースノートには記載がありません。
使い方
この API はベータとして提供されており、analytics-usage-cost-2026-08-24 ベータヘッダーを使って利用します。
- すべてのリクエストに
anthropic-beta: analytics-usage-cost-2026-08-24ヘッダーとanthropic-versionヘッダーを付けて送ります。 - ドキュメントのコード例は環境変数
ANTHROPIC_API_KEYからキーを読み込みます。例を実行する前に、この環境変数にキーを設定します。
利用シーン
財務レポートや社内ダッシュボード用に、コストを日次の区切りで集計する場面に使えます。
「今月どの API キーの支出が最も多いか」を確認する場面に向いています。
ワークスペースやモデルごとに、支出の内訳を確認する場面に使えます。
Claude Code の利用コストをユーザー別に把握する場面に向いています。
ChatGPT・OpenAI の対応する機能
比較の単位となる業務: 組織のトークン利用量とコストのプログラムによる集計・分析
2026 年 8 月 4 日に、Usage と Costs のダッシュボードで API キーごとにデータを絞り込み・グループ化できるようになりました。同じ日に、Usage API と Costs API も、プログラムによるレポート作成・分析のために API キーのディメンションに対応しました。Usage and Cost Analytics API も API キーを軸に含み、加えてモデル、ワークスペース、各リクエストの背後にいるユーザーやサービスアカウントの軸で、結果を絞り込み・グループ化できます。
Codex アプリの Profile セクションは、プロフィール詳細、利用統計、トークンアクティビティを表示するプロフィール画面です。これに対して Usage and Cost Analytics API は、組織のトークン利用量とコストを API で報告します。