Claude APIAnthropic の機能

FEATURE

Compaction(会話の圧縮)

Compaction は、Claude API で会話の古いターンを、Claude がサーバー側で書いた要約に置き換える機能です。

プレビュー・先行提供公式発表と照合済み
初出2026年9月14日
ページ更新
提供状態プレビュー・先行提供
公式の記載で確認できた環境API
提供を確認できたプラン公式に記載なし
目次 CONTENTS
  1. できること
  2. 機能解説
  3. 使い方
  4. 利用シーン
  5. ChatGPT・OpenAI の対応する機能
  6. 関連する機能
  7. 出典
CAN DO

できること

POINT 01

古いターンを要約に置換

会話の古いターンを、Claude がサーバー側で書いた要約に置き換えます。長い会話やエージェントのタスクを context window の内に収め、扱う文脈を小さく保てます。

POINT 02

圧縮の方式を選べる

入力トークンが設定した trigger に達したときに API が圧縮する方式と、利用者が圧縮のタイミングを選ぶオンデマンドの方式があります。オンデマンドの圧縮はバックグラウンドで実行できます。

POINT 03

直近のターンを原文のまま

要約の後に直近のターンを一字一句そのまま残せます。この場合、要約は古いターンだけを対象にします。

GUIDE

機能解説

概要

要約のためのコードを自前で用意する必要はありません。会話が長くなるほど応答の品質が下がるため、長い会話やエージェントのタスクを context window の内に収め、扱う文脈を小さく保つために使います。

Compaction は、会話の古いターンを要約に置き換えて、会話を続けるための機能です。要約は Claude がサーバー側で書くため、要約処理のコードを自前で持つ必要はありません。

会話が長くなるほど応答の品質は下がります。Compaction は、長い会話やエージェントのタスクを context window の内に収めるとともに、実際に扱う文脈を小さく保ちます。

2 つの圧縮の方式

圧縮の方式は 2 つあります。

  • threshold compaction(閾値による圧縮): 入力トークンが利用者の設定した trigger に達したときに、API が圧縮の時期を判断します。応答はいつもどおり会話に追加し、compaction ブロックより前の部分は API が取り除きます。
  • on-demand compaction(オンデマンドの圧縮): compact-2026-09-04 ベータヘッダーとトップレベルの compaction パラメータを使います。API は送信したメッセージを要約した署名付きの compaction ブロックを返し、利用者は以降のリクエストでそのブロックを messages の先頭に置いて、要約の対象になったメッセージの代わりに送ります。圧縮のタイミングは利用者が選びます。

on-demand compaction のオプション

オンデマンドの圧縮には、次のオプションがあります。

  • 直近のターンを残す: 最後の数ターンを一字一句そのまま Claude に届ける必要があるときに使います。要約は古いターンだけを対象にします。preserved thinking に対応したモデルでは、残したターン内の thinking が有効なまま保たれる場合があります。
  • バックグラウンドでの圧縮: 作業を続けている間に要約のリクエストを実行し、compaction ブロックが届いた時点で差し替えます。
  • 独自の要約プロンプト: 既定の要約が後のターンで必要な情報を落とす場合に、独自の要約プロンプトを書けます。独自のプロンプトは既定のプロンプトを置き換えます。
  • 再度の圧縮: すでに compaction ブロックで始まっている会話が再び長くなった場合、もう一度圧縮できます。

提供状況の注意

オンデマンドの圧縮は、Claude API の Messages API で compact-2026-09-04 ベータヘッダーを付けて使うベータとして、2026 年 9 月 14 日に提供が始まりました。対象となるプランは、公式のリリースノートには記載がありません。

HOW TO USE

使い方

オンデマンドの圧縮はベータとして提供されており、compact-2026-09-04 ベータヘッダーを使います。

  1. Messages API へのリクエストに compact-2026-09-04 ベータヘッダーを付け、トップレベルの compaction パラメータを送ります。
  2. API は、送信したメッセージを要約した署名付きの compaction ブロックを返します。
  3. 以降のリクエストでは、返された compaction ブロックを messages の先頭に置き、要約の対象になったメッセージの代わりに送ります。
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USE CASES

利用シーン

CASE 01

多くのターンにわたって続くエージェントのタスクを、context window の内に収めたまま進める場面に向いています。

CASE 02

長い会話履歴を持つアプリケーションで、要約処理のコードを自前で持たずに古いターンを整理する場面に使えます。

CASE 03

直前のやり取りを原文のまま Claude に渡す必要がある処理で、古いターンだけを要約する場面に向いています。

CASE 04

既定の要約では後の処理に必要な情報が落ちる業務で、独自の要約プロンプトを使って要約の内容を指定する場面に使えます。

COMPARISON

ChatGPT・OpenAI の対応する機能

比較の単位となる業務: API での長い会話履歴の圧縮によるコンテキスト管理

Agents API では、マネージドな Codex ハーネスでエージェントを構築し、セッションのオーケストレーションやコンテキスト圧縮は OpenAI が担います。圧縮はハーネスの一部として提供される形です。

Claude API の Compaction は Messages API の機能で、要約は Claude がサーバー側で書きます。入力トークンが設定した trigger に達したときに API が圧縮する方式と、利用者がタイミングを選び、返された compaction ブロックを以降のリクエストに自分で組み込むオンデマンドの方式があります。

SOURCES

出典

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