できること
古いターンを要約に置換
会話の古いターンを、Claude がサーバー側で書いた要約に置き換えます。長い会話やエージェントのタスクを context window の内に収め、扱う文脈を小さく保てます。
圧縮の方式を選べる
入力トークンが設定した trigger に達したときに API が圧縮する方式と、利用者が圧縮のタイミングを選ぶオンデマンドの方式があります。オンデマンドの圧縮はバックグラウンドで実行できます。
直近のターンを原文のまま
要約の後に直近のターンを一字一句そのまま残せます。この場合、要約は古いターンだけを対象にします。
機能解説
概要
要約のためのコードを自前で用意する必要はありません。会話が長くなるほど応答の品質が下がるため、長い会話やエージェントのタスクを context window の内に収め、扱う文脈を小さく保つために使います。
Compaction は、会話の古いターンを要約に置き換えて、会話を続けるための機能です。要約は Claude がサーバー側で書くため、要約処理のコードを自前で持つ必要はありません。
会話が長くなるほど応答の品質は下がります。Compaction は、長い会話やエージェントのタスクを context window の内に収めるとともに、実際に扱う文脈を小さく保ちます。
2 つの圧縮の方式
圧縮の方式は 2 つあります。
- threshold compaction(閾値による圧縮): 入力トークンが利用者の設定した trigger に達したときに、API が圧縮の時期を判断します。応答はいつもどおり会話に追加し、compaction ブロックより前の部分は API が取り除きます。
- on-demand compaction(オンデマンドの圧縮):
compact-2026-09-04ベータヘッダーとトップレベルのcompactionパラメータを使います。API は送信したメッセージを要約した署名付きの compaction ブロックを返し、利用者は以降のリクエストでそのブロックをmessagesの先頭に置いて、要約の対象になったメッセージの代わりに送ります。圧縮のタイミングは利用者が選びます。
on-demand compaction のオプション
オンデマンドの圧縮には、次のオプションがあります。
- 直近のターンを残す: 最後の数ターンを一字一句そのまま Claude に届ける必要があるときに使います。要約は古いターンだけを対象にします。preserved thinking に対応したモデルでは、残したターン内の thinking が有効なまま保たれる場合があります。
- バックグラウンドでの圧縮: 作業を続けている間に要約のリクエストを実行し、compaction ブロックが届いた時点で差し替えます。
- 独自の要約プロンプト: 既定の要約が後のターンで必要な情報を落とす場合に、独自の要約プロンプトを書けます。独自のプロンプトは既定のプロンプトを置き換えます。
- 再度の圧縮: すでに compaction ブロックで始まっている会話が再び長くなった場合、もう一度圧縮できます。
提供状況の注意
オンデマンドの圧縮は、Claude API の Messages API で compact-2026-09-04 ベータヘッダーを付けて使うベータとして、2026 年 9 月 14 日に提供が始まりました。対象となるプランは、公式のリリースノートには記載がありません。
使い方
オンデマンドの圧縮はベータとして提供されており、compact-2026-09-04 ベータヘッダーを使います。
- Messages API へのリクエストに
compact-2026-09-04ベータヘッダーを付け、トップレベルのcompactionパラメータを送ります。 - API は、送信したメッセージを要約した署名付きの compaction ブロックを返します。
- 以降のリクエストでは、返された compaction ブロックを
messagesの先頭に置き、要約の対象になったメッセージの代わりに送ります。
利用シーン
多くのターンにわたって続くエージェントのタスクを、context window の内に収めたまま進める場面に向いています。
長い会話履歴を持つアプリケーションで、要約処理のコードを自前で持たずに古いターンを整理する場面に使えます。
直前のやり取りを原文のまま Claude に渡す必要がある処理で、古いターンだけを要約する場面に向いています。
既定の要約では後の処理に必要な情報が落ちる業務で、独自の要約プロンプトを使って要約の内容を指定する場面に使えます。
ChatGPT・OpenAI の対応する機能
比較の単位となる業務: API での長い会話履歴の圧縮によるコンテキスト管理
Agents API では、マネージドな Codex ハーネスでエージェントを構築し、セッションのオーケストレーションやコンテキスト圧縮は OpenAI が担います。圧縮はハーネスの一部として提供される形です。
Claude API の Compaction は Messages API の機能で、要約は Claude がサーバー側で書きます。入力トークンが設定した trigger に達したときに API が圧縮する方式と、利用者がタイミングを選び、返された compaction ブロックを以降のリクエストに自分で組み込むオンデマンドの方式があります。