できること
Slack でタスクを任せる
@Claude にタスクを添えてメンションすると、Claude がスレッド内で作業し、結果をそこに投稿します。タスクはクラウドで実行されるため、Slack を閉じても作業は続きます。
チャンネルと DM の使い分け
チャンネルでは、チェックリストや結果を含む作業の内容がチャンネルの全員に見え、誰でも返信して作業の方向を調整できます。1 対 1 の DM では、自分の claude.ai アカウントと自分のコネクターで動きます。
チャンネルへの常設の指示
チャンネルで Claude に指示を伝えると、その指示はチャンネルのメモリーに保存され、そのチャンネルの全員のスレッドに適用されます。
機能解説
概要
Claude がいる場所にメッセージを書いて仕事を渡すと、Claude はそのスレッドの中で作業を進めます。どこで Claude をタグ付けするかによって、Claude が誰のツールを使い、誰が結果を見られるかが決まります。
チャンネルでは @Claude とメンションすると必ず応答があります。1 対 1 の DM と、Claude がすでに参加しているスレッドでは、メンションが無くても Claude に届きます。一度スレッドに入った Claude は、そのスレッドのすべての返信を読みます。メンションが無いメッセージにも、Claude が返答すべきと判断した場合は応答する場合があります。応答を確実に得るにはメンションを付けます。
Claude がタスクに取りかかると作業中の表示が出て、複数の段階があるタスクでは作業に合わせて更新されるチェックリストも付きます。チャンネルのスレッドでは、表示の Stop (停止) を選ぶと作業を中断できます。DM では「is thinking…」の行が表示され、Stop ボタンはありません。
各返信の下のフッターには、その返信を処理したモデルの名前が出ます。チャンネルでは、フッターに Configure (設定) リンクがあり、そのチャンネルでの Claude の動き方を調整できます。DM と組織間で共有されたチャンネルの返信には Configure リンクがありません。
人が初めて Claude をチャンネルに招待すると、Claude はチャンネルの履歴を読み、引き受けられるタスクをいくつか提案する短い紹介を自分で投稿します。ボットが Claude を追加した場合、組織間で共有されたチャンネル、すでにメモリーがあるチャンネルでは、この紹介は投稿されません。
チャンネルと DM の違いは次のとおりです。
- チャンネル: 管理者がチャンネルごとに Claude の届く範囲を設定し、そこで依頼する全員が同じアクセスを使います。
- 1 対 1 の DM: 自分の claude.ai アカウントと自分のコネクターで動きます。
- グループ DM: 管理者がワークスペースと組織に設定したアクセスを使います。
Claude が読める範囲
- タグ付けされたスレッドを読み、ワークスペースの公開チャンネルを検索できます。Slack の外の情報は、管理者が接続したものによって決まります。
- 他の公開チャンネルはキーワードで検索できますが、追加されていないチャンネルの履歴全体は読めません。
- スレッドの途中でメンションされた場合は、文脈としてスレッドの最初のメッセージとそれまでの返信を受け取ります。
- プライベートチャンネルと DM は、その中からのみ読めます。Claude を追加したプライベートチャンネルも、他のチャンネルや DM からは読めません。
- 貼り付けたリンクは、管理者がそのチャンネルでそのサイトを許可している場合、または自分のログインが必要なファイルについて自分のコネクターの使用を Claude に許可している場合にだけ読めます。どちらにも当たらない場合、Claude は読めないことを伝えます。
- Slack canvas は読めません。
- 送信済みメッセージを編集すると、編集前後のテキストを示すメモが Claude に届きます。編集だけで新しいタスクが始まることはありません。
- 画像と PDF は直接読みます。それ以外のファイル形式は作業用ファイルに置き、タスクに必要なときに開きます。
- Slack のボイスクリップは、Slack に文字起こしがある場合にその文字起こしを読みます。
- サイドバー、通知設定、チャンネルの参加状況、自分と他の人との DM といった個人のアカウント設定は、Slack がアプリに公開していません。
提供状況の注意
Slack の会話で Claude をタグ付けしてタスクを任せる機能は、Team プランと Enterprise プランで提供されています。それ以外のプランについては、公式のリリースノートには記載がありません。
Enterprise プランの Standard または Usage-Based Chat シートで Cowork も持つメンバーは、Claude とのダイレクトメッセージを使えます。Claude Code を含むシートは不要です。
Claude Tag API は、experimental-claude-tag-2026-10-21 ベータヘッダーを使う Claude Enterprise の組織向けにベータで提供されています。Claude Platform (Claude Console) の組織では使えません。
管理者・導入時に確認したい点
- 管理者はチャンネルごとに Claude が届く範囲を設定します。そのチャンネルで依頼する全員が同じアクセスを使います。
- 「Channels Claude can search」(Claude が検索できるチャンネル) の管理設定で、Claude の Slack 検索を、Claude が追加された公開チャンネルに限定できます。組織・ワークスペース・チャンネルの単位で設定します。
- 管理設定の支出上限ページにある Add channel (チャンネルを追加) ボタンから、プライベートチャンネルを含む任意のチャンネルに、チャンネル ID または Slack リンクを使って上限を設定できます。
- Owner または Claude Tag 管理者は、他の組織と共有された Slack Connect チャンネルで Claude が応答するよう設定できます。この設定は既定でオフです。
- 新たに接続した Slack ワークスペースは、接続時の既定モデルを保持せず、現在の既定モデルに従います。
- 承認が必要なコネクターの操作では、Slack のスレッドに本人だけが見える Allow once (一度だけ許可) / Deny (拒否) のカードが表示され、Claude は拒否せずに確認を求めます。他の人には、本人の対応待ちであることだけが見えます。
- Claude Tag API は、primary owner が claude.ai で
read:claude_tagまたはwrite:claude_tagスコープを付けて作成した Admin API キーで呼び出します。
使い方
Claude は、追加されたチャンネルでのみ動作します。チャンネルへの追加は次のいずれかの方法で行います。
- チャンネルのメッセージ入力欄で
/invite @Claudeを実行します。スレッド内から送った/inviteは Slack に拒否されるため、スレッドではなくチャンネルの入力欄で実行します。 - または、メッセージの中で
@Claudeにメンションします。Slack から Claude を追加するよう促す表示が出ます。 - 招待する権限が無い場合は、Slack で Channel details (チャンネルの詳細) → Agents & apps (エージェントとアプリ) を開き、Add (追加) を選んで Claude を選択します。Slack のバージョンによっては Agents & apps は Integrations (連携) という名前です。
利用シーン
チームのチャンネルで調べものや作業を依頼し、チェックリストと結果を全員で見ながら返信で方向を調整する場面に向いています。
自分の claude.ai アカウントと自分のコネクターを使う作業を、1 対 1 の DM で依頼する場面に使えます。
「返信は短く、必ず出典へのリンクを付ける」のように、チャンネル内の返答の決まりをそろえる場面に使えます。
添付した画像や PDF を Claude に読ませ、スレッド内で内容を確認する場面に使えます。
ChatGPT・OpenAI の対応する機能
比較の単位となる業務: Slack の会話で AI をタグ付けしてチームのタスクを任せる
ChatGPT の Scheduled tasks (スケジュールタスク) は、選択した Slack チャンネルを監視し、対応するイベントが起きたときにタスクを実行できます。ChatGPT の Slack アプリは、監視する各チャンネルのメンバーである必要があります。Claude Tag は、Claude がいる場所にメッセージを書いて仕事を渡す形で、Claude は追加されたチャンネルでのみ動作します。
Codex の GitLab support (GitLab 連携) は、GitLab の issue やマージリクエストから @codex でタスクを開始する形で、Codex cloud 上で動作し、ベータ版として提供されています。Claude Tag は Slack のスレッドで @Claude にメンションしてタスクを渡し、タスクはクラウドで実行されます。
これまでの変更
Claude Tag API が Claude Enterprise の組織向けにベータで提供されました。
Slack Connect チャンネルへの対応、Slack のボイスクリップの文字起こしの読み取り、承認が必要なコネクター操作向けの Allow once / Deny カードが追加されました。
Slack に高速モードが追加されました。
!fastを付けて Claude にメンションするとスレッドが高速モードに切り替わり (必要に応じて Opus に移行します)、!fast offで元に戻せます。有効な間は返信に (fast) と表示されます。Enterprise プランの Standard または Usage-Based Chat シートで Cowork も持つメンバー向けに、Claude とのダイレクトメッセージが追加されました。支出上限ページに Add channel ボタンが追加されました。
「Channels Claude can search」の管理設定が追加されました。新たに接続した Slack ワークスペースが現在の既定モデルに従うよう変わりました。
公開チャンネルのメモリーがチャンネルごとに保持されるよう変わり、他の公開チャンネルで保存したメモは思い出さなくなりました。ワークスペースのメモは共有のままです。同日、Slack チャンネルでの定期ルーティンの実行が、新しいトップレベル投稿ではなく既存のスレッドに返信できるようになりました。
Team プランと Enterprise プランで、Slack の会話で Claude をタグ付けしてタスクを任せられるようになりました。