Claude アプリAnthropic の機能

FEATURE

Model entitlements (モデル利用権限管理)

Model entitlements は、組織のメンバーが使える Claude のモデルを管理者が制御し、モデルごとに選べる effort レベルの上限を設定する機能です。

プレビュー・先行提供公式発表と照合済み
初出2026年7月1日
ページ更新
提供状態プレビュー・先行提供
公式の記載で確認できた環境公式に記載なし
提供を確認できたプランEnterprise
目次 CONTENTS
  1. できること
  2. 機能解説
  3. 使い方
  4. 利用シーン
  5. ChatGPT・OpenAI の対応する機能
  6. 関連する機能
  7. 出典
CAN DO

できること

POINT 01

使えるモデルを制限

組織のメンバーが使える Claude のモデルを、モデルごとに有効・無効で切り替えられます。組織単位で無効にしたモデルは、Owner や Admin を含むすべてのメンバーから使えなくなります。

POINT 02

effort 上限の設定

有効なモデルごとに、メンバーが選べる effort レベルの上限を設定できます。effort レベルの上限は、応答ごとに使える計算量を決めます。

POINT 03

ロール単位の設定

カスタムロールごとに、組織で有効なモデルのうち使えるものを選び、effort レベルの上限を組織の上限以下で設定できます。

GUIDE

機能解説

概要

設定は組織全体に対しても、特定のカスタムロールに対しても行えます。effort レベルの上限は、各モデルで応答ごとにどれだけ計算を使えるかを決めます。利用するモデルと計算量を組織の方針に合わせて管理する場面に関わります。

設定は「組織全体」と「カスタムロール」の 2 段階で行います。組織の設定が上限になり、ロールで組織が無効にしたモデルを使えるようにしたり、組織の上限より高い effort レベルを許可したりはできません。

  • 機能が使えるようになった時点では、どちらの段階でもすべてのモデルが有効で、最高の effort レベルに設定されています。設定を変えるまで、メンバーの使える範囲は変わりません。
  • Haiku のモデルは常にすべてのメンバーが使え、無効にできません。
  • 選べる effort レベルはモデルによって異なり、effort レベルの設定に対応していないモデルもあります。

組織全体の effort レベルの上限は、Organization settings (組織設定) > Models (モデル) で、effort level (effort レベル) のドロップダウンから最大レベルを選んで設定します。

組織の設定とカスタムロールの関係

ロール単位のモデルアクセスと effort レベルの上限が影響するのは、ロールが「Custom」に設定されたメンバーだけです。User、Admin、Owner のロールのメンバーは、組織で有効なすべてのモデルを、組織の effort レベルの上限まで使えます。

  • カスタムロールの設定は Organization settings (組織設定) > Roles (ロール) で、対象のロールを選ぶか Add role (ロールを追加) で作成し、Models (モデル) タブの Model access (モデルアクセス) でモデルごとにオン・オフを切り替えます。組織で無効なモデルも表示されますが、組織で有効にするまでオンにできません。
  • ロールの effort レベルの上限は、モデルの横の歯車アイコンからレベルを選んで設定します。
  • ロールの既定モデルには、そのロールがアクセスを許可しているモデルだけを選べます。
  • 組織の effort レベルの上限を下げたとき、それより高い上限を持つカスタムロールは、組織の上限に合わせて引き下げられます。
  • 複数のカスタムロールを持つメンバーは、いずれかのロールが許可したモデルをすべて使えます (組織で有効なものに限ります)。effort レベルは、各モデルでロールが許可する最も高い上限が適用され、組織の上限は超えません。

メンバー側の表示と設定変更時の動き

  • 対象の製品では、モデルの選択欄にメンバーが使えるモデルだけが表示され、組織またはロールの上限を超える effort レベルは effort のメニューに表示されません。
  • メンバーが開いている会話で使っているモデルを無効にすると、その会話は次に開いたときにメンバーの既定モデルに切り替わります。
  • メンバーが上限より高いレベルを選んでいる状態で effort レベルの上限を下げると、そのモデルでの次のメッセージは新しい上限で処理されます。

Claude Code での注意

  • Claude Code CLI と IDE では、managed settings の availableModels に含まれ、かつモデルアクセスの設定で有効なモデルだけが表示されます。どちらか一方で外されたモデルは使えません。
  • Claude Code CLI のバージョンが 2.1.199 より前のメンバーには、無効にしたモデルや effort レベルも選択欄に表示されますが、それらを使ったリクエストは拒否されます。

提供状況の注意

2026 年 7 月 1 日に、Enterprise プランの管理者がユーザーの使えるモデルと effort レベルの設定を制御できる機能が、ベータとして提供されました。Enterprise 以外のプランでの提供については、公式のリリースノートには記載がありません。

HOW TO USE

使い方

Enterprise プランで、Primary Owner、Owner、または Identity & Access 権限を付与するカスタムロールのメンバーが操作します。

  1. Organization settings (組織設定) > Models (モデル) を開きます。
  2. Model access (モデルアクセス) の下で、変更したいモデルを探します。
  3. モデルを有効にする場合は、横のトグルをオンにし、ロールのドロップダウンをクリックしてアクセスできるロールを選びます。
  4. モデルを無効にする場合は、ロールのドロップダウンでロールの選択を外してから、トグルをオフにします。そのモデルを既定にしているカスタムロールがあると、保存の前にそのロールの既定を変更するよう求められます。
  5. Save (保存) をクリックします。
公式ヘルプを開く ↗
USE CASES

利用シーン

CASE 01

組織として利用を認めるモデルを絞り込み、全メンバーに一律で適用する場面に向いています。

CASE 02

メンバーのグループごとにカスタムロールを分け、ロールごとに使えるモデルを変える場面に使えます。

CASE 03

モデルごとに effort レベルの上限を設け、応答ごとに使える計算量の上限をそろえる場面に使えます。

CASE 04

Claude Code の managed settings の availableModels と合わせて、Claude Code CLI と IDE で使えるモデルを管理する場面に使えます。

COMPARISON

ChatGPT・OpenAI の対応する機能

比較の単位となる業務: 組織内ユーザーが利用できるモデルと effort レベルの管理者による制御

OpenAI の Admin API には、2026 年 5 月 26 日にモデル許可リスト (model allowlists) を管理する機能が追加されています。Model entitlements は、Organization settings > Models の画面で組織が使えるモデルを設定し、カスタムロール単位の設定と effort レベルの上限も扱います。

Codex の Ultrafast モードは、Enterprise でのアクセスが既定でオフで、ワークスペースのオーナーが有効にします。Model entitlements は、機能が使えるようになった時点ですべてのモデルが有効かつ最高の effort レベルに設定されており、管理者が設定を変えるまでメンバーの使える範囲は変わりません。

SOURCES

出典

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