Claude アプリAnthropic の機能

FEATURE

Microsoft 365 connector

Microsoft 365 connector (Microsoft 365 コネクタ) は、Claude を Microsoft 365 に接続し、Outlook のメールとカレンダー、OneDrive のファイルを Claude が検索・分析し、操作できるコネクタです。

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目次 CONTENTS
  1. できること
  2. 機能解説
  3. 使い方
  4. 利用シーン
  5. ChatGPT・OpenAI の対応する機能
  6. 関連する機能
  7. 出典
CAN DO

できること

POINT 01

M365 のデータを検索・分析

Outlook のメールとカレンダー、OneDrive のファイルを、Claude が検索して分析します。職場・学校アカウントでは、SharePoint のファイルと Teams の会話も対象です。Claude がアクセスできるのは、利用者が Microsoft 365 ですでに見られるデータだけです。

POINT 02

メール・予定・ファイルの更新

write tools が有効な場合、メールの下書き・送信・整理、カレンダー予定の作成・更新・削除、OneDrive と SharePoint でのファイルの作成・更新ができます。

POINT 03

Teams へのメッセージ送信

管理者が write tools を有効にしている職場・学校アカウントでは、Teams のチャットメッセージの送信、チャネルへの投稿や返信、新しいチャットの開始ができます。

GUIDE

機能解説

概要

職場・学校アカウントでは、SharePoint と Teams も対象になります。必要なことを Claude に頼むと、Claude が該当する情報を取り出すか、操作を実行します。

Microsoft 365 に関わる質問をすると、Claude が必要なツールを判断して関連する内容を取り出します。Claude が Microsoft 365 にアクセスするのは、利用者が依頼したとき、または利用者が設定したスケジュールタスクがそれを必要としたときです。

  • 接続できる Microsoft アカウントは一度に 1 つです。
  • Claude は Microsoft 365 の権限をそのまま反映し、利用者がすでに見られるデータにだけアクセスします。
  • 検索と分析は常に行えます。メール送信・予定の更新・ファイル作成・Teams メッセージ送信といった操作を Claude に許可するかどうかは、管理者が決めます。職場・学校アカウントで write tools が有効でないとき、連携は読み取り専用です。

検索・分析の対象と読めるファイル

職場・学校アカウントでは、次の検索・分析ができます。

  • SharePoint のサイトやライブラリを横断して、プロジェクト仕様書や戦略計画などの業務文書を探します。チームサイト、コミュニケーションサイト、ドキュメントライブラリ、共有 OneDrive フォルダーを含め、アクセス権のある場所が対象です。
  • OneDrive のファイルを、手動でアップロードせずに分析します。分散した場所の情報をまとめ、複数文書にまたがる傾向を分析することもできます。
  • Outlook のメールスレッドを検索し、日付・送信者・件名などで絞り込みます。長いスレッドは、要点と決定事項をまとめた要約にできます。代理アクセス権のある共有メールボックスも検索できます。
  • プライマリメールボックスは Archive フォルダーを含む全フォルダーが対象です。別の Online Archive メールボックス (In-Place Archive) は検索しないため、保持ポリシーでそこへ移されたメッセージは結果に出ません。
  • Outlook Calendar の会議の要約、出席者情報、内容を確認し、予定の傾向の分析やプロジェクトの決定事項の追跡に使えます。
  • 自分が参加している Teams のチャットとチャネルの会話にアクセスします。プライベートチャネルは、自分がメンバーである場合だけ検索できます。

SharePoint と OneDrive から読めるファイルは、Word・Excel・PowerPoint (古い .doc・.xls・.ppt を含む)、PDF、プレーンテキスト (.txt、.md、.csv、.tsv、.json、.xml、.html、.htm、.log) です。これ以外の形式は検索結果には出ますが、開こうとすると "mime type '...' is not allowed" のエラーになります。OneNote は対象外です。職場・学校アカウントでは、ノートブックは検索結果に出ますが、読み取りはエラーになります。

write tools の操作範囲と制約

管理者が write tools を有効にした職場・学校アカウントでは、メールのカテゴリ、受信トレイのルール、自動応答の管理を含めてメールを整理できます。カレンダー予定は作成・更新・削除ができ、出席者への招待も送れます。

次の点に制約があります。

  • 添付ファイルは write tools では扱えず、添付付きメールの送信・転送・下書きはできません。
  • Claude が送るメールには、エージェントが発信したことを示すメッセージヘッダーが付きます。Teams メッセージ、ファイルの書き込み、カレンダーの書き込みには、現時点では付きません。
  • Teams の設定や権限は変更できません。
  • Teams のチャットメッセージ送信とチャネルへの投稿・返信は、管理者が自動送信に設定できません。新しいチャットの開始は、管理者が許可していれば確認なしで実行するよう設定できます。

2026 年 7 月 7 日のリリースノートでは、write tools の追加にあわせて、読み取り・検索ツールは従来どおり動作し、Teams は読み取り専用のままでした。現在の公式の説明では、write tools の操作に Teams メッセージの送信が含まれています。

個人アカウントで使う場合

個人の Microsoft アカウントでは Outlook と OneDrive に接続し、メールの下書き・送信、カレンダー予定の管理、ファイルの作成・更新ができます。設定に管理者は不要です。

  • write tools は、Tool permissions (ツールの権限) でオフにしない限りオンです。
  • メールはカテゴリの管理や Deleted Items (削除済みアイテム) への移動を含めて整理できます。
  • OneDrive のファイルは作成・更新・名前の変更・移動・削除ができ、削除したファイルはごみ箱に移ります。検索対象は自分の OneDrive で、そこに追加した共有アイテムも含みます。
  • チャットでは、送信・作成・変更・移動・削除の前に Claude が確認を求めます。検索と読み取りは確認なしで実行します。ツールごとの設定は Tool permissions で変えられます。
  • Claude が送信・転送・下書きしたメールには、エージェントが発信したことを示すヘッダーが付きます。Claude が作っていない下書きとカレンダーの招待には付きません。
  • SharePoint、Teams、会議の要約、受信トレイのルール、自動応答、共有メールボックスや共有カレンダー、他の人の空き時間の検索は含まれません。

管理者・導入時に確認したい点

  • 組織で write tools を使うには、Microsoft Entra 管理者による更新後の権限セットへの同意と、管理者による組織での有効化が必要です。
  • Sites.Selected には対応していないため、コネクタの対象を特定の SharePoint サイトの許可リストに絞ることはできません。
  • Microsoft 365 の中の特定のツールを個別にオフにできます。たとえば文書検索はオンのまま、メールへのアクセスをオフにする使い方ができます。設定は Microsoft 365 を開き、Tool permissions (ツールの権限) でツールごとに切り替えます。
  • 会話ごとに使うかどうかも切り替えられます。チャット画面左下の "+" ボタンから "Connectors" (コネクタ) にカーソルを合わせ、一覧の Microsoft 365 をオン・オフします。
  • 対象プランについては、公式のリリースノートには記載がありません。
HOW TO USE

使い方

write tools を使う前に、Microsoft Entra 管理者が更新された権限セットに同意し、管理者が組織で有効化する必要があります。

  1. 管理者のセットアップが済んだら、Customize > Connectors (カスタマイズ > コネクタ) を開きます。
  2. 一覧から Microsoft 365 を探し、"Add" (追加) をクリックします。
  3. アカウントの種類を尋ねられたら、"Work or school account" (職場または学校アカウント) を選びます。
  4. サインインを求められたら、そのアカウントでサインインします。
公式ヘルプを開く ↗
USE CASES

利用シーン

CASE 01

次の会議の準備や、欠席した会議の内容確認に向いています。会議の要約や出席者情報を Claude が確認します。

CASE 02

長いメールスレッドから要点と決定事項を拾う場面に使えます。

CASE 03

SharePoint の複数のサイトやライブラリに散らばった仕様書・計画書を探す場面に向いています。

CASE 04

write tools が有効な環境では、会議予定の作成と出席者への招待送信を Claude に依頼する場面に使えます。

COMPARISON

ChatGPT・OpenAI の対応する機能

比較の単位となる業務: Microsoft 365 上のメール・カレンダー・ファイルの操作と更新

ChatGPT のスケジュールタスクは、Gmail・Slack・GitHub で対応するイベントが起きたときに実行できます。タスクを作る前に、関連するアプリを接続し、そのアプリが求めるアクセスを承認する必要があります。

Microsoft 365 connector は、Outlook・OneDrive・SharePoint・Teams のデータを対象とするコネクタで、Claude が Microsoft 365 にアクセスするのは、利用者が依頼したとき、または利用者が設定したスケジュールタスクが必要としたときです。

SOURCES

出典

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