Claude CodeAnthropic の機能

FEATURE

fullscreen mode (フルスクリーンモード)

fullscreen mode (フルスクリーンモード) は、Claude Code の CLI 向けの別の描画方式 (fullscreen rendering) です。

提供中公式発表と照合済み
初出未調査
ページ更新
提供状態提供中
公式の記載で確認できた環境ターミナル
提供を確認できたプラン公式に記載なし
目次 CONTENTS
  1. できること
  2. 機能解説
  3. 使い方
  4. 利用シーン
  5. ChatGPT・OpenAI の対応する機能
  6. これまでの変更
  7. 関連する機能
  8. 出典
CAN DO

できること

POINT 01

ちらつきのない描画

会話をちらつきのない描画で表示できます。表示中のメッセージだけを描画ツリーに保持するため、会話の長さに関係なくメモリ使用量は一定です。

POINT 02

マウスでの操作

折りたたまれたツール結果をクリックで展開できます。Cmd (macOS) または Ctrl (Linux・Windows) を押しながら URL やファイルパスをクリックすると開き、選択したテキストはマウスを離すとクリップボードへ自動でコピーされます。

POINT 03

会話の検索と変更の確認

transcript mode (トランスクリプトモード) で会話を検索できます。/diff を使うと会話の横にパネルが開き、Claude の作業中に変更が積み上がる様子を確認できます。

GUIDE

機能解説

概要

ちらつきをなくし、長い会話でもメモリ使用量を一定に保ち、マウス操作に対応します。vim や htop と同じく、ターミナルの alternate screen buffer (代替画面バッファ) にインターフェースを描き、画面に見えているメッセージだけを描画します。「フルスクリーン」はターミナルのウィンドウを最大化することとは関係がなく、どのウィンドウサイズでも動作します。

fullscreen mode では、出力が流れてきても入力欄が画面の最下部に固定されます。

/tui fullscreen のほか、起動前に環境変数 CLAUDE_CODE_NO_FLICKER を設定して有効にすることもできます (例: CLAUDE_CODE_NO_FLICKER=1 claude)。agent view や claude attach から開いたバックグラウンドセッションは、常にフルスクリーンの描画を使います。

スクロールと会話の見直し

  • PgUp / PgDn で半画面ずつスクロールします。Ctrl+Home で先頭へ移動し、Ctrl+End で最新のメッセージへ移動して auto-follow (自動追従) を再開します。
  • 上にスクロールすると自動追従が止まります。新しい出力が届くと、新着メッセージ数を示す Jump to bottom (最下部へ移動) ボタンが表示されます。
  • 自動追従を完全にオフにするには、/config を開いて Auto-scroll (自動スクロール) をオフにします。
  • 環境変数 CLAUDE_CODE_SCROLL_SPEED で、基本のスクロール量に倍率をかけられます (例: export CLAUDE_CODE_SCROLL_SPEED=3)。/scroll-speed を実行すると対話的に調整でき、← と → で速度を変え、r で既定値に戻し、Enter で保存します。
  • Ctrl+o で通常のプロンプトと transcript mode を切り替えます。transcript mode では / で検索を開いて入力し、Enter で確定、n / N で次・前の一致箇所へ移動します。
  • transcript mode で [ を押すと、ツールの出力をすべて展開した会話全体をターミナル本来のスクロールバックに書き出します。書き出した内容は Cmd+f などターミナルの機能で検索できます。v を押すと会話を一時ファイルに書き出し、$VISUAL または $EDITOR で開きます。

マウス操作と選択の設定

  • 権限プロンプトや /model、/config などの選択メニューのほか、複数選択メニュー、スラッシュコマンドと @メンションの候補リストもマウスで操作できます。/config パネルでは、ホイールで設定一覧をスクロールし、値をクリックして変更できます。
  • 一度だけターミナル本来のテキスト選択を使うときは、ターミナルの所定のキー (iTerm2 では Option、多くのターミナルでは Shift) を押しながらクリック・ドラッグします。
  • 常にターミナル本来の選択を使う場合は、CLAUDE_CODE_DISABLE_MOUSE=1 を設定します。ちらつきのない描画とメモリの一定化は保ったまま、マウスの取り込みだけをやめられます。
  • ホイールスクロールは残し、クリック・ドラッグ・ホバーだけを無効にするには CLAUDE_CODE_DISABLE_MOUSE_CLICKS=1 を設定します。

導入時に確認したい点

  • tmux の中でマウスホイールのスクロールを使うには、tmux の mouse mode が必要です。~/.tmux.conf に set -g mouse on を追加し、設定を再読み込みします。
  • iTerm2 の tmux 統合モード (tmux -CC) とは併用できません。
  • 表示が崩れたり一部が空白になったりしたときは、Ctrl+L で画面を再描画できます。会話と入力内容はそのまま残ります。
  • 一部のターミナルで古い文字が画面に残る場合は、CLAUDE_CODE_ALT_SCREEN_FULL_REPAINT=1 を設定します。差分更新の代わりに、毎フレームすべてのセルを描き直します。
  • 再起動後のプロセスへ引き継げない制約がセッションにある場合、Claude Code は再起動を行わず、理由とともに Cannot switch renderers in this session を表示します。
  • フルスクリーンのセッションが起動を完了する前にクラッシュした場合、次のセッションは classic renderer で起動し、通知を表示します。
  • 保存された tui 設定に関係なく classic renderer を使うには、CLAUDE_CODE_DISABLE_ALTERNATE_SCREEN=1 を設定します。

提供状況の注意

対象プランは、公式のリリースノートには記載がありません。Bedrock・Vertex・Foundry など、以前は対象外だった構成でもフルスクリーンレンダラーの一度限りの案内が表示されます。また、それらの構成の新規インストールはフルスクリーンで起動します。

HOW TO USE

使い方

会話の途中で描画方式を切り替える手順です。

  1. Claude Code の会話の中で /tui fullscreen を実行します。CLI が tui 設定を保存し、会話を保ったままフルスクリーンで再起動します。
  2. /tui を引数なしで実行すると、現在どちらの描画方式が有効かを表示します。
  3. 従来の描画方式 (classic renderer) に戻すときは /tui default を実行します。環境変数 CLAUDE_CODE_NO_FLICKER で有効にした場合は、その環境変数を解除します。
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USE CASES

利用シーン

CASE 01

長いセッションで過去の出力をさかのぼって読み返す場面に向いています。上にスクロールしている間は、新しい出力に引き戻されません。

CASE 02

Claude がコードを編集している最中に、未コミットの変更を会話と並べて確認する場面に使えます。

CASE 03

会話の内容を、ターミナルの検索機能や手元のエディタで見直す場面に使えます。

COMPARISON

ChatGPT・OpenAI の対応する機能

比較の単位となる業務: ターミナル上でのフルスクリーン表示による会話の閲覧・操作

Codex CLI も /tui でフルスクリーン UI を選べ、トランスクリプト検索、マウスでの選択、右クリックでのコピーを含みます。切り替えのタイミングには違いがあります。Codex CLI の /tui は次回起動時に使う UI を選ぶ形です。一方、Claude Code の /tui fullscreen は、その場で会話を保ったまま再起動して切り替えます。

選択時のコピーは、どちらも設定で切り替えられます (Claude Code では /config の Copy on select)。Linux での中クリック貼り付けについては、Codex CLI は対応するローカルの Linux X11 ターミナルで、Claude Code は PRIMARY 選択へのコピーで対応しています。

TIMELINE

これまでの変更

  1. キューに入ったメッセージの下にある「to send now」のヒントをクリックすると、すぐに送信できるようになりました。

  2. /compact と自動圧縮の際に UI が一時的に固まる問題が修正されました。

  3. マウスポインタの下のリンクに下線が表示されるようになりました。

  4. ctrl+l / cmd+k でトランスクリプト表示をクリアする変更 (2.1.260 で追加) が取り消され、再び画面の再描画に戻りました。

  5. /config パネルがマウスに対応しました。

  6. Shift+Enter でプロンプト行を追加・削除するとき、トランスクリプトを再描画せずに文字入力と同じ速さで描画するようになりました。

  7. 会話の横に未コミットの変更を表示する diff パネルが加わり、/diff で切り替えられるようになりました。

  8. Bedrock・Vertex・Foundry などの構成にも一度限りの案内が加わりました。また、Esc を押してもマウスによるテキスト選択が解除されなくなりました。

  9. ストリーミング中に会話全体を毎回再正規化しなくなり、長いセッションでも応答性が保たれるようになりました。

  10. 圧縮を繰り返しても、圧縮前の履歴全体をスクロールバックに保持するようになりました。

  11. 複数選択メニューと「Other」入力行が、マウスクリックに対応しました。

  12. CLAUDE_CODE_DISABLE_MOUSE_CLICKS が加わり、選択メニューがマウスクリックに対応しました。

  13. URL を開く操作に、Cmd+クリック (macOS) / Ctrl+クリックが必要になりました。

  14. wheelScrollAccelerationEnabled 設定で、マウスホイールのスクロール加速を無効にできるようになりました。

  15. Linux では wl-copy/xclip/xsel が使える場合にそれを使い、クリップボードと PRIMARY 選択の両方にコピーするようになりました。

  16. 「Thinking for Ns」表示が思考中にリアルタイムで加算され、途中で中断しても値が残るようになりました。

  17. スラッシュコマンドと @メンションの候補リストが、マウスのホバーとクリックに対応しました。

  18. CLAUDE_CODE_DISABLE_ALTERNATE_SCREEN=1 でフルスクリーンの描画をオプトアウトし、会話をターミナル本来のスクロールバックに残せるようになりました。/tui fullscreen の起動バナーは、メモリ使用量の低減・マウス対応・選択時の自動コピーを説明するようになりました。

  19. 上にスクロールした後にプロンプトへ入力しても、最下部へ戻らなくなりました。また、折り返された長い URL のどの行をクリックしても URL 全体が開くようになりました。

  20. VS Code・Cursor・Windsurf のターミナルでスクロールが滑らかになり、/terminal-setup がエディタのスクロール感度を設定するようになりました。

  21. /tui コマンドと tui 設定が加わり、/tui fullscreen で同じ会話のまま切り替えられるようになりました。あわせて autoScrollEnabled 設定が加わり、選択範囲を表示端より先へ広げるときは Shift+↑/↓ でスクロールするようになりました。

  22. 環境変数 CLAUDE_CODE_NO_FLICKER=1 で、仮想化されたスクロールバックを備えたちらつきのない代替画面の描画を選べるようになりました。

SOURCES

出典

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