できること
推論の深さを調整
エフォートレベルで adaptive reasoning を制御し、単純な作業では低いレベル、複雑な問題では高いレベルを選べます。
既定と一時設定の使い分け
Enter で選んだレベルは既定として後のセッションに保存され、s を押すと現在のセッションだけに適用されます。保存はモデルごとに行われます。
管理者による上限設定
maxEffortLevel を設定すると、Bedrock、Vertex、Foundry を含むすべてのプロバイダーでエフォートレベルに上限を設けられます。ユーザーはそれより低いレベルを選べます。
機能解説
概要
エフォートレベルは adaptive reasoning (適応的な推論) を制御し、モデルはタスクの複雑さに応じて、各ステップで考えるかどうか、どれだけ考えるかを判断します。低いレベルは単純な作業で速く安価に動き、高いレベルは複雑な問題でより深く推論します。
エフォートレベルは、モデルが各ステップで考えるかどうか、どれだけ考えるかを左右する設定です。
- レベルのスケールはモデルごとに調整されており、同じレベル名でもモデルが違えば内部の値は同じではありません。
- 使用中のモデルが対応していないレベルを設定すると、設定したレベル以下で対応している最も高いレベルにフォールバックします。
xhighはhighとmaxの間のレベルです。maxは最も深い推論レベルで、CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVELで設定した場合を除き、現在のセッションにだけ適用されます。- ターミナルのセッションでは、
/effortが新しいレベルを確定した後、次に送るメッセージからそのレベルで動作します。 - セッションヘッダーには設定中のレベル (例: 「with low effort」) が表示され、フッターにも起動時と変更時に短く表示されます。
既定の保存とセッション限定の設定
/effortのスライダーや/modelのピッカーで Enter を押すか、/effortの後にレベルを入力すると、そのレベルが既定として保存され、後のセッションにも適用されます。既定として保持される場合は/effortが確認を表示します。- スライダーやピッカーで
sを押すと、現在のセッションだけに適用されます。 - レベルはユーザー設定の
modelSettingsキーにモデルごとに保存されます。モデルごとの保存になる前に保存したレベルは、Opus 5.5 などの新しいモデルには適用されず、レベルを選ぶまでは既定値から始まります。 -pの実行で/effortを使うと、そのセッションだけに適用され、既定としては保存されません。--effortは、新しいモデルの既定エフォートの保持を、そのセッションに限って解除します。- セッションのレベルを決めるときは、環境変数
CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVELが最も優先されます。
ultrathink と Ultracode
- プロンプトのどこかに
ultrathinkを含めると、セッションのエフォート設定を変えずに、そのターンだけより深い推論を求められます。「think」「think hard」「think more」などの言い回しは通常のテキストとして扱われ、キーワードとしては認識されません。 - プロンプトや
CLAUDE.mdで考える頻度を増やす・減らすよう伝えると、モデルはエフォート設定の範囲内でその指示に応じます。 - Ultracode はモデルのエフォートレベルではなく、Claude Code の設定です。オンにすると、Claude は実質的なタスクに対して、セッションのエフォートレベルのまま dynamic workflows を組み立てて進めます。
/effort ultracodeで現在のセッションでオンにし、/effort ultracode offでオフにします。スライダーでは Tab で切り替えて Enter で適用します。--effort ultracodeフラグと Agent SDK のeffortLevel: "ultracode"は、Ultracode をオンにしたうえでレベルをxhighに設定します。- workflows がオフの場合や、モデルが
xhighに対応していない場合、Ultracode は使えません。
サブエージェントとチームメイトのレベル
メインの会話と同じモデルでは、独自の effort を持たないサブエージェントやチームメイトは、セッションで選んだレベルまたは --effort で設定したレベルで動作します。別のモデルでは、そのレベルは適用されません。環境変数 CLAUDE_CODE_SUBAGENT_EFFORT を使うと、ほかに指定が無い場合にサブエージェントが動作するレベルを、セッションから引き継ぐ代わりに設定できます。
管理者・導入時に確認したい点
- managed settings で
effortLevelを設定しても、ユーザーは/effortや--effortでレベルを変更できます。一定のレベル以下に抑えるにはmaxEffortLevelを設定します。maxEffortLevelはトップレベル、またはmodelSettings配下でモデルごとに設定できます。 - エフォートレベルを送らないようにするには、
CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVELをautoまたはunsetで export したシェルからclaudeを起動します。/effort statusを実行し、「Effort level: auto」と表示されることで確認できます。 - モデルがエフォートレベルに対応している場合、OpenTelemetry の
cost.usage・token.usage・api_request・api_errorに effort 属性が含まれます。 - セッションのトランスクリプトには、アシスタントの各メッセージの推論エフォートレベルが記録されます。ステータスラインの stdin JSON にも
effort.levelが含まれます。
使い方
/effortを引数なしで実行すると、インタラクティブなスライダーが開きます。/effortの後にレベル名を付けると直接設定でき、/effort autoで使用中のモデルの保存済みレベルを消去できます。/modelでモデルを選ぶときは、左右の矢印キーでエフォートのスライダーを調整します。- Claude Code の起動時に
--effortフラグにレベル名を渡すと、そのセッションだけのレベルを設定できます。 - 環境変数
CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVELにレベル名を設定します。 - 設定ファイルでは、
modelSettingsにモデルごとのレベルを設定するか、effortLevelにlow・medium・high・xhighのいずれかを、個別の設定が無いモデルの既定として設定します。maxはどちらのキーでも受け付けません。 - スキルやサブエージェントの markdown ファイルのフロントマターに
effortを設定すると、そのスキルやサブエージェントの実行時にレベルを上書きできます。
利用シーン
定型的なコード修正など単純な作業でレベルを下げ、設計判断を含む複雑な問題でレベルを上げる使い分けに向いています。
普段のレベルを変えずに、特定の質問だけ深く推論させたい場面では ultrathink を使えます。
組織内で使うエフォートの上限をそろえたい場面では、maxEffortLevel を使えます。
-p による非対話の実行で、既定を変えずにその実行だけのレベルを指定する用途に使えます。
ChatGPT・OpenAI の対応する機能
比較の単位となる業務: 推論エフォート(思考量)レベルの選択と既定値の設定
Codex SDK では、SDK から CLI の設定オーバーライドをそのまま渡せ、推論強度として max または ultra を選べます。Claude Code のエフォートレベルは low・medium・high・xhigh・max などのレベル名で指定し、Agent SDK では effortLevel: "ultracode" の値で Ultracode をオンにしてレベルを xhigh に設定します。
ChatGPT for iOS 1.2026.181 では、モデル・推論・Fast の設定変更が現在のタスクの範囲にとどまるよう改善されました。Claude Code では、/effort のスライダーや /model のピッカーで s を押すと現在のセッションだけにレベルを適用し、Enter を押すと既定として保存します。
これまでの変更
クラウドで実行するルーティンの作成・編集時のモデルピッカーにエフォートレベルが追加されました。
フラグ付きメッセージ後の自動モデル切り替えで現在のレベルが維持されるようになりました。スライダーのキーを
keybindings.jsonで再割り当てできるようになり、Ultracode はxhighを強制しない独立したトグルになりました。Claude Fable 5.1 でセッション途中にエフォートを変えてもプロンプトキャッシュが無効化されなくなりました。VS Code ではフッターのモデルピルに選択中のレベルが表示されます。
/effortが既定のレベルをモデルごとに保存するようになりました。Claude Opus 4.8 では、Claude Code と Messages API を含むすべての提供面で既定が high です。スライダーのラベルが「Speed」/「Intelligence」から「Faster」/「Smarter」に変わりました。
Opus 4.6 と Sonnet 4.6 を使う Pro/Max 契約者の既定が medium から high になりました。
Opus 4.7 向けに
xhighが追加され、/effort・--effort・モデルピッカーから使えます (他のモデルでは high にフォールバック)。引数なしの/effortでスライダーが開くようになりました。API キー、Bedrock/Vertex/Foundry、Team、Enterprise のユーザーの既定レベルが medium から high に変わりました。
出典
出典 17 件を表示
- Claude Code のリリース (2026-04-10)
- Claude API のリリースノート (2026-04-16)
- Claude Code のリリース (2026-04-18)
- Claude Code のリリース (2026-04-23)
- Claude API のリリースノート (2026-05-28)
- Claude Code のリリース (2026-05-31)
- Claude Code のリリース (2026-06-06)
- ChatGPT・Codex のリリースノート (2026-07-06)
- Claude Code のリリース (2026-07-19)
- ChatGPT・Codex のリリースノート (2026-08-20)
- Claude Code のリリース (2026-08-28)
- Claude Code のリリース (2026-09-06)
- Claude Code のリリース (2026-09-12)
- Claude Code のリリース (2026-09-25)
- Claude Code のリリース (2026-10-03)
- Claude Code のリリース (2026-10-31)
- 公式ヘルプ