Claude CodeAnthropic の機能

FEATURE

Cloud sessions (クラウドセッション)

Cloud sessions (クラウドセッション) は、Claude Code のセッションを利用者の手元のマシンではなく、クラウドのインフラ上で実行する機能です。

提供中公式発表と照合済み
初出未調査
ページ更新
提供状態提供中
公式の記載で確認できた環境ターミナル、デスクトップアプリ、Web ブラウザ、スマホアプリ
提供を確認できたプラン公式に記載なし
目次 CONTENTS
  1. できること
  2. 機能解説
  3. 使い方
  4. 利用シーン
  5. ChatGPT・OpenAI の対応する機能
  6. これまでの変更
  7. 関連する機能
  8. 出典
CAN DO

できること

POINT 01

クラウドで作業を実行

Claude Code のセッションを、Anthropic が管理する隔離された VM で実行できます。セッションはノート PC を閉じた後も動き続け、どの端末からでも確認や指示ができます。

POINT 02

ターミナルとの往来

ターミナルから新しいクラウドセッションを開始できます。クラウドセッションをターミナルに取り込んで、ローカルで続きを進めることもできます。

POINT 03

変更の確認と PR 対応

セッションでの変更をレビューし、チームメンバーと共有できます。Claude にプルリクエストを見守らせ、CI の失敗やレビューコメントに自動で対応させることもできます。

GUIDE

機能解説

概要

セッションはノート PC を閉じた後も動き続け、どの端末からでも進み具合を確認したり、指示を追加したりできます。各セッションは cloud environment (クラウド環境) の中で動きます。cloud environment は、ネットワークアクセス・環境変数・セットアップスクリプトを定める保存済みの設定です。

クラウドセッションは、クラウドのインフラ上で動く Claude Code のセッションです。各セッションは Anthropic が管理する隔離された VM で実行されます。実行先は cloud environment (クラウド環境) で、ネットワークアクセス・環境変数・セットアップスクリプトはこの環境の設定で決まります。

コードの clone とブランチの push のため、クラウドセッションには GitHub リポジトリへのアクセスが必要です。アクセスの付与方法は 2 通りあります。一定時間操作が無いとセッションは停止し、セッションの VM は回収されます。

ターミナルとの連携

--cloud フラグを付けて起動すると、ターミナルからクラウドセッションを開始できます (例: claude --cloud "Fix the authentication bug in src/auth/login.ts")。

  • クラウドの VM が clone するのは、手元のチェックアウトではありません。現在のディレクトリの GitHub リモートを、現在のブランチで clone します。ローカルにコミットがある場合は、先に push します。
  • --cloud は一度に 1 つのリポジトリを扱います。タスクはクラウドで進み、その間も手元で作業を続けられます。
  • --cloud を実行するたびに、独立したセッションが作られます。そのため、複数のタスクを同時に実行できます。
  • コンテナの起動中に入力したメッセージは、CLI がキューに入れます。セッションの準備ができた時点で送られます。
  • 次のリポジトリから claude --cloud を実行すると、Claude Code はローカルのリポジトリをまとめて、クラウドセッションへ直接アップロードします。git リモートが無いリポジトリと、Claude GitHub App が入っていない github.com のリポジトリが対象です。リモートから clone できる場合でもアップロードしたいときは、CCR_FORCE_BUNDLE=1 を設定します。
  • 実行中のセッションには、claude auth login でログインした任意のマシンから追加のメッセージを送れます。送るコマンドは claude -p "your message" --cloud <session-id> です。CLI はメッセージをセッションのキューに入れ、返信を待たずに終了します。

クラウドセッションをターミナルで続ける方法は次のとおりです。

  • claude --teleport でセッションの選択画面を開きます。特定のセッションを直接再開するときは claude --teleport <session-id> を使います。
  • CLI のセッション中なら、/teleport または /tp で同じ選択画面を開けます。Claude Code を再起動する必要はありません。
  • /tasks でバックグラウンドのセッションを表示し、t を押して移ることもできます。
  • Web 版では、セッションメニューの Open in > Terminal (ターミナルで開く) から、ターミナルに貼り付けるコマンドをコピーできます。
  • クラウドセッションの画面には、claude --teleport <session id> でローカルで続ける方法を示すヒントが表示されます。

teleport すると、Claude は正しいリポジトリかを確認し、クラウドセッションのブランチを fetch・checkout して、会話をターミナルに読み込みます。ターミナルには自分専用のセッションの複製ができます。その後の作業はローカルに残り、クラウドセッションには反映されません。CLI からの引き継ぎは一方向です。既存のターミナルのセッションをクラウドへ送ることはできません。

セッションの管理とレビュー

セッションは Web 版のサイドバーに並びます。サイドバーからは、変更のレビュー、チームメンバーとの共有、完了した作業のアーカイブ、セッションの完全な削除ができます。

  • 共有: 共有リンクの受け手には、リンクを開いた時点の最新の状態が表示されます。表示はリアルタイムでは更新されません。
  • アーカイブ: サイドバーでセッションにカーソルを合わせ、⋯ メニューを開いて Archive (アーカイブ) を選びます。
  • 削除: セッションとそのデータが完全に削除されます。元に戻せません。
  • キュー済みメッセージの取り消し: Claude が読む前のメッセージは、✕ をクリックして取り消せます。Esc キーまたは上キーでも取り消せます。取り消した文章はメッセージ欄に戻ります。
  • Auto-fix: クラウドセッションで作成したプルリクエストに使えます。Changes (変更) カードでプルリクエスト名の横の ⋮ メニューを開き、Auto-fix (自動修正) をオンにします。Claude はプルリクエストを見守り、CI の失敗やレビューコメントに自動で対応します。
  • リンクカード: MCP サーバーが訪問を求めるリンクは、リンクカードとして表示されます。利用者はリンクを開くか断るかを選べます。
  • プラグイン: claude.ai から同期されたプラグインは name@synced と表示されます。claude plugin enable/disable <name>@synced で有効化・無効化できます。同期されたプラグインが、自分でインストールした同名のプラグインを上書きすることはありません。
  • リポジトリの追加: リポジトリが 1 つ付いた実行中のセッションに、別の GitHub オーナーのリポジトリ (フォーク元など) を追加でアタッチできます。Slack から開始したセッションも対象です。

管理者・導入時に確認したい点

  • 管理者向けの Claude Code 設定では、以前「Web」だった表記が「Cloud sessions」になっています。
  • 管理者設定 Share cloud sessions (クラウドセッションの共有) は、Data and privacy (データとプライバシー) の下にあります。Data and privacy の管理者もこの設定を管理できます。
  • Enterprise のカスタムロールには、Claude Code cloud sessions と Remote Control の権限があります。Owner はロールごとに、それぞれへのアクセスを制御できます。
  • Team と Enterprise プランでは、環境ピッカーに Personal (個人) と Organization (組織) の区分があります。管理者は個人の環境を組織に共有できます。
  • Enterprise のメンバーは、自分のクラウド環境でネットワークシークレットを追加・削除できます。
  • Web 版では、Bash などのツールから API 以外の anthropic.com ホスト (www、docs など) へのリクエストも、セッションのネットワークプロキシを通ります。そのため、環境の許可ドメインが適用されます。
  • Anthropic がホストする環境では、GitHub の認証情報は Anthropic のサーバー上で暗号化されたまま保持され、セッションの VM には入りません。
  • Team と Enterprise プランでは、claude self-hosted-runner を使ったセルフホスト環境を利用できます。自前のマシンやコンテナを、Claude Code の Web・モバイル・デスクトップのセッションの実行先にする仕組みです。
  • リモートセッション (クラウドとセルフホストランナー) では fast mode を使えます。ホストの fast mode 設定、またはセッションで入力した /fast が、組織が許可する範囲で適用されます。
  • クラウドセッション自体の対象プランは、公式のリリースノートには記載がありません。Free プランのユーザーが Web 版の Claude Code を開くと、アップグレードへの導線があるプランページが開きます。
HOW TO USE

使い方

Web 版のセッションで、Claude が加えた変更を確認する手順です。

  1. Changes (変更) カードに表示された行数をクリックして、差分ビューを開きます。
  2. 差分ビューで特定の行にインラインコメントを残し、次のメッセージと一緒に Claude に送ります。
  3. リポジトリ内の別のブランチと比べるときは、Compare against (比較対象) を選んでブランチを指定します。
公式ヘルプを開く ↗
USE CASES

利用シーン

CASE 01

手元の PC を閉じた後も続けたいコーディング作業を、クラウド上で動かしておく場面に向いています。

CASE 02

互いに独立した複数のタスクを、別々のセッションで同時に進める場面に使えます。

CASE 03

クラウドで進めた作業をターミナルに取り込み、手元で仕上げる場面に使えます。

CASE 04

プルリクエストで発生した CI の失敗やレビューコメントへの対応を、Claude に任せる場面に使えます。

COMPARISON

ChatGPT・OpenAI の対応する機能

比較の単位となる業務: クラウド環境でのコーディングエージェントセッションの実行と管理

実行場所に違いがあります。Cloud sessions では、Claude Code のセッションがクラウドのインフラ上で動きます。ノート PC を閉じた後も実行が続き、どの端末からでも確認や指示ができます。Codex Mobile は、Codex アプリを実行している Mac に ChatGPT モバイルアプリから接続して使う仕組みです。Codex は接続先のホストから実行されるため、ホストにあるプロジェクト・ファイル・認証情報・プラグイン・スキル・設定を、スマホからそのまま利用できます。

リポジトリの扱いにも違いがあります。Cloud sessions は、コードの clone とブランチの push のために GitHub リポジトリへのアクセスを使います。Codex の GitLab 連携は Codex cloud 上で動作し、ベータ版です。GitLab プロジェクトを接続して環境を作成し、issue やマージリクエストから @codex でタスクを開始できます。

TIMELINE

これまでの変更

  1. MCP サーバーが求めるリンクのためのリンクカードが追加されました。

  2. Enterprise のメンバーが、ネットワークシークレットを追加・削除できるようになりました。また、Web・デスクトップ・モバイルアプリから開始したセッションは、セットアップスクリプトがエラーで終了しても起動するように変わりました。

  3. Enterprise のカスタムロールに、cloud sessions と Remote Control の権限が追加されました。

  4. 実行中のセッションに、別の GitHub オーナーのリポジトリを追加でアタッチできるようになりました。

  5. 環境ピッカーに Personal と Organization の区分が追加されました。あわせて、管理者設定の表記が「Cloud sessions」に変わり、Share cloud sessions は Data and privacy の下へ移りました。/status などのメッセージの表記も「cloud session」に変わりました。

  6. リモートセッションで fast mode が使えるようになりました。

  7. キュー済みメッセージの取り消しが追加されました。Free プランのユーザーには、プランページを表示するように変わりました。

  8. 同期されたプラグインの name@synced 表示が導入されました。また、API 以外の anthropic.com ホストへのリクエストが、ネットワークプロキシを通るように変わりました。

  9. Team と Enterprise プランに、claude self-hosted-runner によるセルフホスト環境が追加されました。

  10. クラウドセッションに /teleport のヒントが追加されました。

  11. リモートセッションの起動時、コンテナの起動中にプロビジョニングのチェックリストを表示するようになりました。

  12. /ultraplan などのリモートセッション機能が、既定のクラウド環境を自動で作成するように変わりました。先に Web で設定する必要はありません。

SOURCES

出典

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