できること
要所で別モデルに相談
Claude は作業中の重要な場面で、通常はより強力な別のモデルに相談します。アドバイザーはツール呼び出しとその結果を含む会話の全体を受け取り、Claude は返ってきた助言を反映してから作業を続けます。
アドバイザーを選ぶ
アドバイザーにするモデルは fable・opus・sonnet のいずれか、または claude-opus-5-5 のような完全なモデル ID で指定できます。設定は、セッション中の /advisor コマンド、設定ファイルの advisorModel、起動時の --advisor フラグの 3 通りです。
助言の内容を確認
アドバイザーの呼び出し中は、会話の記録にアドバイザーのモデル名付きの Advising 行が表示されます。読める形の助言が返ってきた場合は、Ctrl+O を押して内容を読めます。
機能解説
概要
アドバイザーを使うと、Claude はタスクの途中の重要な場面で、2 つ目の、通常はより強力なモデルに相談します。相談する場面は、方針を決める前、同じエラーが繰り返されて行き詰まったとき、タスクの完了を宣言する前などです。アドバイザーにするモデルは利用者が選び、いつ呼び出すかは Claude が判断します。
アドバイザーは、Claude がタスクの途中で 2 つ目のモデルに相談するためのツールです。アドバイザーはツール呼び出しと結果を含む会話の全体を受け取り、助言を返します。
- 相談のタイミング: Claude は、方針を決める前、エラーが繰り返されるとき、タスクの完了を宣言する前に相談する傾向があります。ただし、タイミングは規則ではなくモデルの判断で決まります。
- 助言の扱い: 推奨された手順を試して失敗した場合や、ファイルの内容が助言と食い違う場合、Claude は助言に無条件で従わず、その食い違いを示します。
- モデルの組み合わせ: Claude Code はアドバイザーの役割についてモデルを能力順に並べており、アドバイザーはセッションのメインモデルと同じかそれより上位である必要があります。Haiku 4.5 はアドバイザーを呼び出せますが、アドバイザーにはなれません。
- Subagents: Subagents (サブエージェント) は設定されたアドバイザーを引き継ぎ、自分のモデルに対して同じ組み合わせの確認を行います。
- 組み合わせを拒否された場合: API がアドバイザーとの組み合わせを拒否すると、Claude Code はアドバイザーを外してリクエストを送り直し、会話はアドバイザーなしで続きます。
設定の方法と表示
/advisor コマンドのほかに、次の 2 つの方法でもアドバイザーを設定できます。
- 設定ファイル: セッションを開かずに既定のアドバイザーを決めるには、設定ファイルで
"advisorModel"に"opus"などを指定します。 - 起動時のフラグ: 保存済みの設定を変えずに 1 回のセッションだけアドバイザーを指定するには、
claude --advisor opusで起動します。
ターミナルの選択画面が無い環境では、/advisor を引数なしで実行すると、現在のアドバイザーのモデルと、指定に使える別名が表示されます。テキスト形式のコマンド (/advisor、/advisor <model>、/advisor off) は、デスクトップアプリ、Remote Control、その他のヘッドレス (-p/Agent SDK) セッション向けに追加されたものです。
アドバイザーを有効にしてセッションを始めると、Advisor Tool (experimental) is on and may use more tokens · /advisor という通知が表示されます。
管理者・導入時に確認したい点
- トークンの消費: セッション開始時の通知のとおり、アドバイザーを有効にするとトークンを多く使う場合があります。アドバイザーの利用分は、
/usageが示すセッションの合計に含まれます。 - 呼び出し回数の制御: プロンプトで相談を頼むことはできますが、アドバイザーの呼び出しに上限を設けたり、強制したりする設定はありません。
- プロンプトキャッシュ: セッションの途中でアドバイザーを有効・無効にしても、メインモデルのプロンプトキャッシュは無効になりません。
- 全体の無効化:
CLAUDE_CODE_DISABLE_ADVISOR_TOOL=1を設定すると、アドバイザーのツールが完全に無効になります。この場合/advisorコマンドは使えず、設定済みのadvisorModelも無視されます。 - 対象プラン: 利用できるプランについては、公式のリリースノートには記載がありません。
使い方
/advisorを引数なしで実行すると、使えるアドバイザーのモデルを並べた選択画面が開きます。/advisor opusのように、モデルを直接指定することもできます。- 設定が終わると
Advisor set toに続けてアドバイザーのモデル名が表示されます。選んだモデルはユーザー設定のadvisorModelに保存されます。 - アドバイザーの利用をやめるときは、
/advisor offを実行するか、/advisorの選択画面で No advisor (アドバイザーなし) を選びます。
利用シーン
実装の方針を決める前に、より強力なモデルの見方を挟みたい場面に向いています。
同じエラーが繰り返されて作業が進まないときの見直しに使えます。
タスクを完了とする前に、作業内容をもう一度点検させたい場面に向いています。
自分で判断の節目を指定したいときは、プロンプトで consult the advisor before you continue のように相談を頼む使い方ができます。
ChatGPT・OpenAI の対応する機能
比較の単位となる業務: コーディングエージェントのアドバイザーモデルの選択・切り替え
Codex の Automatic approval reviews (自動承認レビュー) は、対象となる承認プロンプトを、リクエストの実行前に自動レビュー担当のエージェントに回す仕組みです。設定されている場合、Codex アプリにはレビューの状態とリスクレベルが表示され、レビュー担当が承認・拒否・停止・タイムアウトのどれになったかを確認できます。
一方、Claude Code の /advisor は、承認の判定ではなく、方針を決める前やエラーが繰り返されるときなどに、Claude が別のモデルへ相談して助言を受け取る仕組みです。呼び出し中は Advising 行が表示され、返ってきた助言は Ctrl+O で読めます。どちらも作業の途中で別の担当に判断を回す点は共通していますが、扱う対象は承認プロンプトと作業中の助言で異なります。
これまでの変更
デスクトップアプリ、Remote Control、その他のヘッドレス (
-p/Agent SDK) セッション向けに、/advisorのテキスト形式 (/advisor、/advisor <model>、/advisor off) が追加されました。Fable へのアクセス権を持つ組織で、Fable 5 を
/advisorのアドバイザーとして再び選べる状態に戻りました。利用クレジットの同意は/model fableで設定します。