できること
監査と内容の取得・削除
組織内のアクティビティを監査し、コンテンツを取得または削除し、イベントを後段のツールに送れます。集計値ではなく、イベント単位の記録を返します。
操作履歴の取得
Activity Feed (GET /v1/compliance/activities) で、組織内のアクティビティの記録を取得できます。推論フックによる拒否もすべて Activity Feed に記録されます。
セッション記録の取得
セッションエンドポイントで、Cowork や Claude Code などのセッションのトランスクリプトを取得できます。claude.ai の Web・モバイルで開始した Cowork セッションや、Slack で開始した Claude Tag セッションも対象です。
機能解説
概要
操作履歴をまとめた Activity Feed に加えて、Cowork や Claude Code などのセッションのトランスクリプトやチャットも取得できます。利用状況の集計ではなく、イベント単位の記録を返します。
Compliance API のすべてのエンドポイントは /v1/compliance/* の下にあり、x-api-key ヘッダーで認証し、すべてのリクエストで anthropic-version ヘッダーを受け取ります。主なエンドポイントは次のとおりです。
- Activity Feed (
GET /v1/compliance/activities): 組織内のアクティビティの記録を返します。 - セッションエンドポイント: ユーザーのマシン上で実行される Cowork と Claude Code のセッション (ローカルセッション) に加え、claude.ai の Web・モバイルで開始した Cowork セッションや Slack で開始した Claude Tag セッション (リモートセッション) のトランスクリプトを返します。リモートセッションは Anthropic が管理するクラウド環境で実行され、Claude Tag の場合は self-hosted runner pool で実行されることもあります。
- チャットエンドポイント: チャットを返します。統合された Claude 体験のチャットも対象です。
- ディレクトリエンドポイント (organizations、users、roles、groups): 親組織をカバーするキーでは、リンクされたすべての claude.ai と Claude Console の組織のデータを返します。
関連する仕組みとの違い
- OpenTelemetry logging との違い: Compliance API は、Anthropic が保持しているセッションごとのトランスクリプトを要求に応じて返し、既存の Compliance Access Key で使えます。
- inference hooks (推論フック) との違い: Compliance API は事後に記録を取得し、組織の設定やテキスト以外のファイル全体など、より多くのデータを返します。
- analytics APIs との違い: analytics APIs は利用量やコストの集計値を返し、Compliance API はセキュリティ・法務・コンプライアンスの担当チーム向けにイベント単位の記録を返します。
提供状況の注意
エンドポイントや取得対象ごとに、提供状態が異なります。
- Cowork と Claude Code のセッションについては、セッションエンドポイントのベータは終了しています。
- Excel・PowerPoint・Word・Outlook の Claude for Microsoft 365 セッションについては、ローカルセッションエンドポイントのベータは終了しています。
- Claude Science セッションと Claude in Chrome セッションのトランスクリプト、統合された Claude 体験のチャット、Instructions for Claude と Cowork の Global instructions のテキストの取得は、Claude Enterprise 組織向けのベータです。
- Claude Docs のドキュメントを Word ファイルとしてダウンロードする機能はベータです。
- Activity Feed (
GET /v1/compliance/activities) は Claude Platform on AWS でも利用できます。
管理者・導入時に確認したい点
- キーの種類と到達範囲: claude.ai で作成する Compliance Access Key は、すべてのエンドポイントにアクセスできます。Claude Console で作成する Admin API key がアクセスできるのは Activity Feed だけです。Activity Feed 以外のエンドポイントには、該当するスコープを持つ Compliance Access Key が必要です。
- ヘッダー: すべてのリクエストで
anthropic-versionヘッダーを送信する必要があります。 - ファイル名・タイトルの扱い: Activity Feed は、ファイル名・プロジェクトドキュメント名・アーティファクトのタイトルを返しません。ファイル・プロジェクトドキュメント・アーティファクトのアクティビティの
filenameとtitleフィールドは常に空か省略され、この変更より前に記録されたアクティビティも同様です。アクティビティ上の ID から名前やタイトルを調べるには、read:compliance_user_dataスコープを持つ Compliance Access Key を使います。
使い方
ここでは、Activity Feed から組織の最新のアクティビティイベントを 1 件取得する流れを示します。
read:compliance_activitiesスコープを持つキーを用意します。Compliance Access Key は claude.ai で、Admin API key は Claude Console で作成します。GET /v1/compliance/activities?limit=1を呼び出します。リクエストにはx-api-keyヘッダーとanthropic-versionヘッダーを付けます。- 成功すると、
data(Activity レコードの配列)・has_more・first_id・last_idを含む JSON オブジェクトが返ります。この呼び出しでは、組織の最新のアクティビティイベントが返ります。
利用シーン
組織内のアクティビティを監査する場面に使えます。
法務やコンプライアンス対応で、特定のコンテンツを取得または削除する場面に使えます。
Activity Feed のイベントを、既存のセキュリティ・コンプライアンスツールなど後段のツールに送る場面に向いています。
Cowork や Claude Code のセッションについて、保持されたトランスクリプトを事後に確認する場面に向いています。
ChatGPT・OpenAI の対応する機能
比較の単位となる業務: 企業組織内のチャット・セッション記録と操作履歴のコンプライアンス監査用取得
比較対象として挙げた OpenAI の Admin API は、Node、Python、Go、Ruby、Java 向けの OpenAI SDK でサポートされています。2026 年 5 月 26 日には、支出アラート、モデル許可リスト、データ保持設定、ホスト型ツールの権限を管理する機能と、詳細な請求明細を照会する機能が追加されました。
Compliance API は、セキュリティ・法務・コンプライアンスの担当チーム向けにイベント単位の記録を返し、アクティビティの監査、コンテンツの取得や削除、後段ツールへのイベント受け渡しに使う API です。設定の管理や請求の照会を扱う OpenAI の Admin API とは、扱う対象が異なります。
これまでの変更
各組織メンバーが claude.ai の Instructions for Claude と Cowork の Global instructions に保存したテキストを返すようになりました (Claude Enterprise 組織向けベータ)。
チャットエンドポイントが統合された Claude 体験のチャットも返すようになりました (ベータ)。また、Claude Docs のドキュメントを Word ファイルとしてダウンロードできるようになりました (ベータ)。
Claude for Microsoft 365 セッションについてローカルセッションエンドポイントのベータが終了しました。同日、Activity Feed がファイル名・プロジェクトドキュメント名・アーティファクトのタイトルを返さない形に変わりました。
ローカルセッションエンドポイントが Claude in Chrome セッション (
claude_in_chrome) のトランスクリプトも返すようになりました (ベータ)。Compliance API のガイドに
anthropic-versionヘッダーが示されました。これらのエンドポイントへのすべてのリクエストで、このヘッダーを送信する必要があります。Cowork と Claude Code のセッションについてセッションエンドポイントのベータが終了しました。同日、ローカルセッションエンドポイントが Claude Science セッション (
product_surfaceの値claude_science) と、Excel・PowerPoint・Word・Outlook の Claude for Microsoft 365 セッション (office_agentsで始まる値) のトランスクリプトも返すようになりました (ベータ)。ユーザーのマシン上で実行される Cowork と Claude Code のセッションのトランスクリプトを返すようになりました (Claude Enterprise 組織向けベータ)。
推論フックによる拒否が、すべて Activity Feed に記録されるようになりました。
claude.ai の Web またはモバイルで開始された Cowork セッションのトランスクリプトを返すようになりました (Claude Enterprise 組織向けベータ)。
Activity Feed (
GET /v1/compliance/activities) が Claude Platform on AWS で利用可能になりました。Claude Compliance API と主要なセキュリティ・コンプライアンスツールとの連携が導入されました。
出典
出典 13 件を表示
- OpenAI API の changelog (2026-05-04 ほか)
- Claude アプリのリリースノート (2026-05-21)
- Claude API のリリースノート (2026-06-09)
- Claude API のリリースノート (2026-08-03)
- Claude API のリリースノート (2026-08-05)
- Claude API のリリースノート (2026-08-11)
- Claude API のリリースノート (2026-08-26)
- Claude API のリリースノート (2026-09-01)
- Claude API のリリースノート (2026-09-18)
- Claude API のリリースノート (2026-09-24)
- Claude API のリリースノート (2026-10-08)
- Claude API のリリースノート (2026-10-15)
- 公式ヘルプ