Claude アプリAnthropic の機能

FEATURE

Claude Cowork OpenTelemetry support

Claude Cowork の OpenTelemetry 対応は、Cowork のイベントを OpenTelemetry (OTel) で書き出し、管理者が組織全体の Cowork の利用状況とアクティビティを追跡するための機能です。

提供中公式発表と照合済み
初出2026年4月9日
ページ更新
提供状態提供中
公式の記載で確認できた環境公式に記載なし
提供を確認できたプラン公式に記載なし
目次 CONTENTS
  1. できること
  2. 機能解説
  3. 使い方
  4. 利用シーン
  5. ChatGPT・OpenAI の対応する機能
  6. 関連する機能
  7. 出典
CAN DO

できること

POINT 01

組織全体の利用を追跡

Cowork のイベントを OpenTelemetry で書き出し、組織全体の Cowork の利用状況とアクティビティを追跡できます。

POINT 02

コストとトークンの把握

api_request イベントには、Claude への API リクエストごとの推定コスト (USD) と入出力のトークン数が含まれます。cost_usd を user.account_uuid や organization.id でまとめると、ユーザー別・チーム別の内訳を見られます。

POINT 03

プロンプト単位の追跡

prompt.id 属性で、すべてのイベントをそのきっかけとなった 1 つのプロンプトに結び付けられます。特定の prompt.id でイベントを絞り込むと、1 つのプロンプトから発生した動作をまとめて追えます。

GUIDE

機能解説

概要

イベントは OTel の logs/events プロトコルで送られ、ユーザーのプロンプト、モデルの応答、API リクエスト、ツールの利用、エラーを把握できます。社内の監視基盤で AI エージェントの作業を見える化したい場面に関わります。

書き出されるイベント

Cowork が書き出すイベントは次のとおりです。いずれも session.id などの標準的な属性を持ちます。

  • user_prompt
  • assistant_response
  • tool_result
  • api_request
  • api_error
  • tool_decision

api_request イベントは Claude への API リクエストごとに記録され、推定コスト (USD) と入出力のトークン数を含みます。イベントから得られるコストの値は概算です。正式な請求データは billing dashboard (請求ダッシュボード) で確認します。

送信内容の制御 (コンテンツ取得)

イベントにユーザーのプロンプト本文、モデルの応答本文、ツールへの入力を含めるかどうかは、各ユーザーの端末にある managed configuration (管理された構成) のキー otlpContentCapture で決めます。

  • デバイス管理ツールを使い、各 OS の managed configuration の場所に otlpContentCapture を配布します。
  • メタデータだけを書き出す場合は、otlpContentCapture を空のリスト [] にします。
  • キーは Claude Desktop の再起動時に有効になります。

otlpContentCapture が設定されていない場合、現行バージョンの Claude Desktop はメタデータだけを送ります。

提供状況の注意

対象プランや提供地域については、公式のリリースノートには記載がありません。

管理者・導入時に確認したい点

  • イベントが書き出されるのは、管理者が OTLP endpoint を設定した場合だけです。
  • コレクターの設定は、Claude Desktop でユーザーのコンピューター上で動くすべての Cowork セッションに適用されます。Dispatch が開始した Cowork タスクも対象です。Code タブのセッション (Dispatch が開始した Code セッションを含む) には適用されません。
  • 組織でネットワークの外向き通信 (egress) を制限している場合、Cowork はコレクターのホスト名をセッションの egress allowlist に自動で追加します。
  • メタデータには workspace.host_paths が含まれます。この属性は otlpContentCapture の制御の対象外で、キーが [] のときもフォルダーのパスがイベントに含まれます。
  • first-party の導入形態では、user.email が常にイベントの属性に含まれます。気になる場合は、テレメトリーのバックエンド側で絞り込みや伏せ字の処理を設定します。
HOW TO USE

使い方

  1. Admin settings (管理者設定) > Cowork を開きます。
  2. OTLP endpoint、OTLP protocol (http/json または http/protobuf)、OTLP headers の各項目を設定します。
  3. 設定を保存します。
  4. 新しい Cowork セッションを開始します。設定はセッション開始時に読み込まれるため、既存のセッションには新しい設定が反映されません。
公式ヘルプを開く ↗
USE CASES

利用シーン

CASE 01

組織全体の Cowork の利用状況とアクティビティを、社内の OpenTelemetry 対応の監視基盤で追跡する場面に向いています。

CASE 02

API リクエストの推定コストをユーザー別・チーム別に集計し、利用の傾向をつかむ場面に使えます。正式な請求額の確認には billing dashboard を使います。

CASE 03

特定のプロンプトから発生したツールの利用や API リクエストを、prompt.id でたどって確認する場面に使えます。

CASE 04

api_error イベントを使い、Cowork の作業中に起きたエラーを把握する場面に使えます。

COMPARISON

ChatGPT・OpenAI の対応する機能

比較の単位となる業務: OpenTelemetry によるエージェント作業アクティビティの監視

Codex プロフィールは、Codex アプリの Profile セクションに、プロフィールの詳細、利用統計、トークンアクティビティを表示する機能で、利用統計やトークンアクティビティのチャートも備えています。/usage は、分析ダッシュボードでアカウントの利用状況、トークンの合計、プラグインとスキルのアクティビティを確認する機能です。

Claude Cowork の OpenTelemetry 対応は、アプリ内の画面で利用状況を表示するのではなく、管理者が設定した OTLP endpoint にイベントを書き出す仕組みです。API リクエストごとのトークン数や推定コストを含むイベントを、組織側の監視基盤でユーザー別・チーム別に集計する使い方になります。

SOURCES

出典

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