できること
共有マシンでの制限起動
評価用のハーネスが共有マシン上で claude を動かすときに、コマンドを実行させず、マシンのユーザー設定・プロジェクト設定も読み込ませない状態で起動できます。
実行系ツールの除外
コマンドやコードを実行する組み込みツールと WebFetch が外れます。--tools で個別に名前を指定した場合はそのツールを使えます。
操作範囲と設定の限定
組み込みのファイルツールの操作範囲は作業ディレクトリ内に限られます。読み込む設定は managed settings と --settings で渡した設定だけです。
機能解説
概要
評価用のハーネス (evaluation harness) が共有マシン上で claude を動かし、Claude Code にコマンドを実行させたくない場合や、そのマシンのユーザー設定・プロジェクト設定を読み込ませたくない場合を想定しています。制限モードでは、使えるツールの範囲と、読み込む設定の範囲の両方が絞られます。
--restricted フラグを付けると、Claude Code は制限モードで起動します。制限モードでは次の動作になります。
- コマンドやコードを実行する組み込みツールと WebFetch を除外します (
--toolsで個別に名前を指定したものを除く)。 - 組み込みのファイルツールの操作範囲を作業ディレクトリ (working directories) 内に限定します。
- ユーザー・プロジェクト・ローカルの設定ファイルを無視し、managed settings と
--settingsで渡した設定だけを読み込みます。 - クラウドセッションの作成を拒否します。
提供状況の注意
--restricted オプションと環境変数 CLAUDE_CODE_RESTRICTED=1 は、Claude Code v2.1.248 で追加されました (2026 年 8 月 27 日)。対象となるプランについては、公式のリリースノートには記載がありません。
管理者・導入時に確認したい点
制限モードでは、ユーザー・プロジェクト・ローカルの各設定ファイルは読み込まれません。読み込まれるのは managed settings と、起動時に --settings で渡した設定だけです。制限モードで動かす環境に必要な設定は、この 2 つのどちらかで渡す形になります。
また、--tools で個別に名前を指定しない限り、コマンドやコードを実行する組み込みツールと WebFetch は使えません。default プリセットを指定しても、これらのツールは戻りません。制限モードのセッションからはクラウドセッションを作成できない点も、運用の前提として押さえておく必要があります。
使い方
claudeを起動するときに--restrictedフラグを付けます。例:claude --restricted -p "query"- フラグの代わりに、環境変数
CLAUDE_CODE_RESTRICTED=1を設定して制限モードを有効にすることもできます。 - 除外されるツールのうち必要なものがある場合は、
--toolsでそのツールを個別に名前で指定します。defaultプリセット経由の指定では除外は解除されません。
利用シーン
評価用のハーネスから共有マシン上で claude を動かす場面に向いています。
共有マシンに置かれた個人のユーザー設定やプロジェクト設定を読み込ませず、managed settings と --settings の内容だけで動かしたい場面に使えます。
コマンドやコードの実行を伴わず、作業ディレクトリ内のファイル操作の範囲で Claude Code を使わせたい場面に向いています。
ChatGPT・OpenAI の対応する機能
比較の単位となる業務: コーディングエージェントの実行権限・ツール範囲の制限