Claude APIAnthropic の機能

FEATURE

Adaptive thinking (アダプティブシンキング)

Adaptive thinking (アダプティブシンキング) は、Claude API の思考モードです。

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目次 CONTENTS
  1. できること
  2. 機能解説
  3. 利用シーン
  4. ChatGPT・OpenAI の対応する機能
  5. これまでの変更
  6. 関連する機能
  7. 出典
CAN DO

できること

POINT 01

必要なときだけ推論

アダプティブシンキングを有効にすると、Claude Opus 4.8 は推論が必要なターンでのみ推論を行います。同じ effort レベルの Claude Opus 4.7 と比べて、無駄な思考トークンを減らします。

POINT 02

effort で深さを制御

Claude Opus 5.5 では thinking フィールドを省略し、effort パラメータで思考の深さを制御します。

POINT 03

思考トークン数の確認

Messages API のレスポンスの usage.output_tokens_details.thinking_tokens で、課金対象の出力トークンのうち拡張思考に使われた数を確認できます。ストリーミング時は、この内訳は最後の message_delta イベントにのみ含まれます。

GUIDE

機能解説

概要

有効にすると、Claude Opus 4.8 は推論が必要なターンでのみ推論を行います。Messages API のレスポンスでは、課金対象の出力トークンのうち拡張思考 (Extended thinking) に使われた数を確認できます。モデルによって思考の既定値や指定できる設定が異なるため、API の利用設計やモデルの切り替えに関わる機能です。

Adaptive thinking は、Claude API で使える思考モードです。モデルによって扱いが異なり、次のモデルでは常時オン、または既定でオンになっています。

  • Claude Fable 5 / Claude Mythos 5: 常時オンのアダプティブシンキングをサポートします。
  • Claude Sonnet 5: アダプティブシンキングが既定でオンです。
  • Claude Opus 5: 思考が既定でオンです。
  • Claude Opus 5.5: 常時オンのアダプティブシンキングを備えます。

対象のプランや提供地域は、公式のリリースノートには記載がありません。

モデルごとの思考設定と 400 エラーの条件

思考を無効にする指定や手動の拡張思考バジェットの扱いは、モデルごとに異なります。条件に合わない指定は 400 エラーになります。

  • Claude Fable 5 / Claude Mythos 5: アダプティブシンキングが唯一の思考モードです。thinking: {"type": "disabled"} はサポートされず、手動の拡張思考バジェットとアシスタントのプリフィルも 400 エラーになります。
  • Claude Sonnet 5: 手動の拡張思考 (thinking: {type: "enabled", budget_tokens: N}) は削除され、400 エラーを返します。この指定は Sonnet 4.6 で非推奨になっていました。
  • Claude Opus 5: 思考の無効化は effort が high 以下の場合のみ許可されます。effort が xhigh または max で thinking: {"type": "disabled"} を送ると 400 エラーになります。これは Claude Opus 4.8 からの破壊的変更です。
  • Claude Opus 5.5: 思考は無効化できません。thinking: {"type": "disabled"} と thinking: {"type": "enabled", ...} はいずれも 400 エラーになります。thinking フィールドを省略し、effort パラメータで思考の深さを制御します。
  • Claude Sonnet 5.5: 事前の思考をオフにするには、effort が high 以下で、"disabled" の代わりに thinking: {"type": "between_tools"} を送ります。

思考の表示と thinking ブロックの扱い

  • Claude Fable 5 と Claude Mythos 5 では、thinking.display の既定値は "omitted" です。Claude Opus 4.8、Claude Opus 4.7、Claude Mythos Preview も同じ既定値です。display: "summarized" を設定すると、読める形の思考の要約を受け取れます。
  • 生の思考過程 (chain of thought) は返されません。同じモデルで複数ターンの会話を行う場合は、thinking ブロックを変更せずに送り返します。
  • Claude Sonnet 5.5 が生成した thinking ブロックは、生成したアカウント、またはそれに紐づくアカウントでのみ機能します。別のアカウントから送られた場合、API はモデルに渡す前にそのブロックを破棄し、リクエスト自体は成功します。
USE CASES

利用シーン

CASE 01

API の利用量を確認する場面に向いています。thinking_tokens で、課金対象の出力トークンのうち思考に使われた数を把握できます。

CASE 02

モデルを切り替える前に、リクエストの thinking 設定を点検する場面に使えます。モデルによって budget_tokens の指定や思考の無効化が 400 エラーになるためです。

CASE 03

複数ターンの会話を扱うアプリケーションの実装確認に使えます。同じモデルでは thinking ブロックを変更せずに送り返す必要があります。

CASE 04

Claude Fable 5 と Claude Mythos 5 でモデルの処理の経緯を確認したい場面では、display: "summarized" を設定して思考の要約を受け取れます。

COMPARISON

ChatGPT・OpenAI の対応する機能

比較の単位となる業務: API でのモデルの思考深度の制御と思考トークンの把握

Codex SDK では、SDK から CLI の設定オーバーライドをそのまま渡し、推論強度として max または ultra を選べます。

Claude API では、Claude Opus 5.5 で thinking フィールドを省略し、effort パラメータで思考の深さを制御します。Claude Opus 5 では、effort の値 (high 以下か、xhigh・max か) によって思考を無効化できるかどうかが変わります。

TIMELINE

これまでの変更

  1. Claude Sonnet 5.5 で、事前の思考をオフにする between_tools の指定と、thinking ブロックのアカウント単位の扱いが示されました。

  2. Claude Opus 5.5 が常時オンのアダプティブシンキングを備え、思考の無効化ができなくなりました。

  3. Claude Opus 5 で思考が既定でオンになり、思考の無効化は effort が high 以下の場合に限られました。

  4. Claude Sonnet 5 でアダプティブシンキングが既定でオンになり、手動の拡張思考は削除されました。

  5. Claude Fable 5 と Claude Mythos 5 が、常時オンのアダプティブシンキングをサポートしました。

  6. Claude Opus 4.8 で、アダプティブシンキングを有効にすると推論が必要なターンでのみ推論を行うようになりました。

  7. Messages API のレスポンスに usage.output_tokens_details.thinking_tokens が含まれるようになりました。ストリーミング時の内訳は、最後の message_delta イベントにのみ含まれます。

SOURCES

出典

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