できること
話しながら作業を進める
デスクトップアプリの Chat、Work、Codex で、声で作業を始め、進み具合を確認し、方向を変えられます。既存のタスクで使うと、そのタスクの会話と選択中のモデルを使って依頼を実行します。
別タスクへの委任と調整
長めの作業を別のタスクとして始めさせ、既存のタスクを確認し、追加の指示を送れます。進み具合や詰まっている点、結果は音声の会話に戻ってきます。
画面を見せて相談する
macOS では Screen context をオンにすると、最前面のウィンドウの appshot を共有し、会話の文脈として使えます。
機能解説
概要
ChatGPT デスクトップアプリの Chat、Work、Codex で、話しながらアイデアを検討したり、タスクを調整したりできます。文字入力に戻らずに、作業の開始、進み具合の確認、方向の変更ができます。話した内容をプロンプトの文字に変えるだけの voice dictation とは異なり、ChatGPT とリアルタイムで会話するための機能です。
ChatGPT Voice は、ChatGPT デスクトップアプリの Chat、Work、Codex で使う音声機能で、GPT-Live を基盤としています。
- 自然な受け答え (natural turn-taking) に対応しており、ChatGPT の応答の途中で割り込む、続けて質問する、話の方向を変える、といった会話ができます。
- ChatGPT が作業を始めた後も話し続けて、進み具合を確認したり、タスクの方向を修正したりできます。
- 既存のタスクで使うと、そのタスクの会話と選択中のモデルで依頼を実行するため、別のタスクを立てずに進み具合を話し合えます。
ChatGPT Voice は ChatGPT とのリアルタイムの会話に使う機能です。話した内容をプロンプトの文字に変換してから送るだけなら、voice dictation を使います。
タスクの委任と切り替え
voice mode で新しいチャットやタスクを始め、ほかのスレッドの作業の開始・確認・方向修正を ChatGPT に頼めます。長めの作業は別のタスクとして始めさせることができ、進み具合、詰まっている点 (blockers)、結果は音声の会話に戻ってくるため、作業が続いている間も会話を続けられます。
また、別の Codex タスクと話したいと頼み、その後で元のタスクに戻るよう頼むこともできます。切り替え先のタスクは、音声に対応し、接続されたホストで利用できる状態である必要があります。
画面を見せる (Screen context)
macOS では、Settings > Voice (設定 > 音声) で Screen context をオンにしてから、「Take a look at this.」と話しかけます。ChatGPT は最前面のウィンドウの appshot を撮り、会話の文脈として使います。
appshot には、ウィンドウの画像と、取得できるテキスト (accessible text) が含まれる場合があります。このテキストには、画面に見えているスクロール範囲の外にある内容も含まれる場合があります。
再開とショートカット
- 以前の音声チャットを再開するには、そのチャットを開いて Start voice chat (音声チャットを開始) を選びます。
- 音声チャットのショートカットは、Settings > Voice > Voice chat hotkey (設定 > 音声 > 音声チャットのホットキー) で設定できます。
管理者・導入時に確認したい点
- ChatGPT Voice は、デスクトップアプリの Chat、Work、Codex で指示するタスクと同じ権限 (permissions) に従います。
- 最前面のウィンドウの appshot を文脈として使う機能は、組織で無効にできます。
- appshot には、ウィンドウの画像と取得できるテキストが含まれる場合があり、画面に見えていないスクロール範囲外の内容も含まれる場合があります。画面共有を許可するかどうかを判断する際の材料になります。
使い方
Voice は Plus、Pro、Business、Edu、Enterprise プランで、デスクトップアプリと iOS の Remote 経由で利用できます。
- ChatGPT デスクトップアプリで、話し合いたい Codex タスクを開くか、新しいチャットまたはタスクを始めます。
- 既存のタスクでは Start voice chat (音声チャットを開始)、新しいチャットやタスクでは Start new voice chat (新しい音声チャットを開始) を選びます。
- 初めて音声チャットを始めるときは、マイクへのアクセスを許可し、声を選びます。macOS では screen context の設定も確認します。
- 話し始めます。終わったら Stop voice chat (音声チャットを停止) を選びます。
利用シーン
進行中の Codex タスクについて、文字入力に戻らずに声で進み具合を確認し、方向を修正する場面に向いています。
長めの作業を別タスクとして始めさせ、会話を続けながら結果や詰まっている点を受け取る場面に使えます。
macOS で、最前面のウィンドウに表示している内容を ChatGPT に見せながら相談する場面に使えます。
Claude・Anthropic の対応する機能
比較の単位となる業務: デスクトップアプリでの音声による作業相談とタスクの指示・調整
Claude Code の Voice mode (音声モード) の更新には、Caps Lock に割り当てたキーバインドでエラーを表示する変更や、Claude Code の言語が設定されていない場合に VS Code の音声入力が accessibility.voice.speechLanguage 設定に従う変更があります。ChatGPT Voice は ChatGPT とのリアルタイムの会話のための機能で、話した内容をプロンプトの文字に変えるだけの voice dictation とは使い分ける位置づけです。
複数の作業の調整について、Claude Code では、リサーチプレビューとして追加された claude agents (エージェントビュー) で、実行中・ユーザー待ち・完了のセッションを 1 つの一覧で表示します。また、macOS と Linux では cross-session SendMessage でセッション同士がメッセージを送り合えます。ChatGPT Voice では、音声の会話の中から別タスクの開始・確認・追加の指示を行い、進み具合や結果が音声の会話に戻ります。
権限の扱いでは、ChatGPT Voice は指示するタスクと同じ権限に従います。Claude Code の SendMessage では、他のセッションから中継されたメッセージはユーザー権限を持たず、受信側は中継された許可要求を拒否します。